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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.089a

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一語履歴 vol.090
プロは絶対に... 090aノーベル賞を... 090b未来を担う... 090c之を愛し...
一語履歴 vol.089
落語の道に 089a人生の大原則 089b83歳の女子高生 089c人生の根本は...
一語履歴 vol.088
幸せは... 088a腕を 088b西郷南洲の 088c決める... 088d坂村真民と...
一語履歴 vol.087
点から... 087aなまえ... 087b誰よりも... 087c体温だけで...
一語履歴 vol.086
俳優に... 086a恩に... 086b怒らない...~宿命は... 086c人生の金メダル...
一語履歴 vol.085
母からの... 085aできる方法... 085b中村天風... 085c生活のあらゆる...
一語履歴 vol.084
仁を... 084a杉山龍丸... 084b全力を... 084c苦労と... 084d勝利の神様...
一語履歴 vol.083
花を咲かせる... 083a実感を... 083bトップに... 083c極限を生き抜く...
一語履歴 vol.082
人生と... 082a苦しみに... 082b全部努力... 082c点々... 082d新しい...
一語履歴 vol.081
私たちは... 081a種をまく... 081b偉人を... 081c売ろうとしたら...
人生の大則     藤尾秀昭(著)金澤翔子(書)

以前、ある経営者に、
人生で一番大切なものは何かと尋ねたことがある。

その人は

「それは自分にもわからないが、
こういう人は絶対に成功しないという条件はある」

と答えられ、次の四項目を挙げられた。

一つは言われたことしかしない人、

二つは楽をして仕事をしようとする
――そういうことが可能だと思っている人、

三つは続かないという性格を直さない人、

そして四つはすぐに不貞腐れる人である。

省みて、深くうなずけるものがある。

多くの人生の達人が教える人間学のエキスは、
いつ、いかなる状態においても、
常に精神を爽やかに奮い立たせることの大切さである。

精神爽奮。

いつも颯爽としている。

颯爽とした気分でいること。

そこに幸運の女神もほほえんでくるということだろう。

新しい年を迎え、時代はいよいよ厳しいが、
いや厳しいからこそ、
精神爽奮で臨んでいきたいものである。
 
2014.03.21

小澤征爾と並ぶ
日本指揮界の巨匠・飯守泰次郎氏。

その音楽への深い愛情と情熱、純粋さから
生み出されるサウンドは
演奏者、聴衆、会場を一体に包み込み、
世界中の人々を魅了してやみません。

 「いい音楽をつくろうという
    目的はみんな同じ」
         
   飯守泰次郎(指揮者)

人生には逆境や壁というものが必ずあります。

若くてまだキャリアをあまり積んでいない頃は、
指揮者よりもオーケストラの楽員のほうが当然経験豊かです。

そういう時、彼らの多くは

「彼はまだ若いから助けてやろう」

と手を貸してくれることもありますが、

中には、

「なんだ、こいつ。
 全然分かってないじゃないか」

と、反発したり、信用してくれない人もいるものです。

――ああ、演奏者が協力してくれないと。

これは若い指揮者であれば避けては通れない道でしょう。
当然私も経験しました。

しかし逆にそれがなくて、
いつもいつも甘やかされていたのでは、
やはり成長しないのではないでしょうか。

私は自分が独裁者として楽員を支配する快感とは
全く無関係の人間で、とにかく音楽が好きだったのです。

ですからそういう対立が起きたり、
自分が言ったことに対して動いてくれないことがあると、
大変傷つき、苦しんだこともありました。

こんな思いをしてまで
自分は指揮者をやる必要があるのか。

それならどこかでピアノを弾いているほうが
マシなのではないかと。

――その壁をいかにして乗り越えたのですか。

ただ、そこで「待てよ」と思ったのです。

彼らにも何か言い分があるはずだから、
まずそれをよく聞こうと。

何かが鬱積して相手にぶつける時には、
その言い方を心得ている人とそうではない人がいます。

要するに言葉の選び方なのですが、
これを間違えると感情的にぶつかってしまう。

まず何か言われた時に、
真っ向から対立するのではなく

「では、どうしたらいいですか」

と耳を傾ける。

するとたいてい相手も冷静になって

「ここが分からない」

と言ってくれる。

それに対して私も

「分かりました。善処します」

という具合に。

――感情的にならず、まず相手の思いに耳を傾けることが大事だと。

ですので、よくある指揮者と楽員の対立というのは、
私の場合には割合少なかったですね。

その代わり、飯守さんは軟弱であると
言われていたかもしれない。

しかし私は、何が大事かということを
常に失わないようにしていたのです。

つまり自分のプライドが先ではなく音楽が先だと。

「なんだ、それ」
「ここは違う」

と乱暴に否定されると、
辛いことも確かにありました。

ただ、相手は別に私を侮辱しようと
言っているわけではないのです。

相手も私も音楽のために仕事をしている。
音楽のために苦労している。

つまり、いい音楽をつくろうという目的は同じなのです。

――ああ、たとえ反発している人でも思いは自分と同じだと。

結局、一番大事なのは音楽。
いい音楽をつくるためにはこちらが譲ってもいいし、
そういう意味で指揮者は支配者でなくてもよいのです。

ともに創っていくことが大事です。

指揮者も演奏者も上手い人、下手な人、
若い人、ベテランの人、高圧的な人、協力的な人、
様々な人がいる中で、
それらをまとめて一つの音楽を創り上げていくことが
指揮者の役割だと思っています。
 
2014.03.20

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