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松下幸之助さんの言葉 岩井さんは28年間、 松下幸之助さんの身近にお仕えした人です。 それだけにその話は貴重な教えに満ち、 経営に携わる者にとって得難い学びの時間となりました。 岩井さんは松下さんが登壇されたビデオも いくつか見せてくれたのですが、 その中に松下さんが外国の記者から インタビューを受けているものがありました。 「ビジネスマンにとって一番大事なものは何ですか?」 という記者の質問に松下さんは 「それは愛されることです」 と即答されました。 そして、 「そのためには奉仕することです」 と付け加えられました。 シンプルな答えですが、 まさに本質をついたことを さらりと言われる姿に深い感動を覚えました。 次に外国の記者は 「松下さんは『人間観の提唱』という本を書いているが、 その中に書かれていることを松下の社員はできていますか」 と質問しました。 それに答えて、松下さんは言います。 「近くのものは分からない。 こういうことは遠くにいる者の方から分かってくる。 そして、遠くの方が分かってきたら、 近くのものが分かってくる」 外国人記者のちょっと意地悪な質問に 松下さんはユーモアを交えて、 こう返されました。 現実というものをよく把握した人の言葉です。 仕事を通して、道に至った人でなくては こういう表現はできないでしょう。 3つ目は岩井さん自身が松下さんの話を聞き、 深く心に留められた話です。 松下さんの言葉。 「知識は大事ですな。 しかし、知識だけでは役に立たん」 その通りですね。 「その知識に熱意を掛け算する。 そして経験をプラスする、 そこに知恵が生まれる」 拳々服膺(けんけんふくよう)したい深い言葉です。 最後に、こんな話もありました。 「100することがあって3つしかできていないと、 普通の人は“100あるのにまだ3つしかできていない”という。 しかし、松下さんは“3つもできた”といういい方をする人でした」 前者の言葉遣いだと、 大変だという思いに打ちひしがれてしまいます。 「3つもできた」と考えると、 そこに可能性が生まれ、未来がひらけてきます。 松下さんは常にこういう考えで 90余年の人生を歩んでこられたのでしょう。 私たちもまた、その姿勢に学びたいものです。 |
2015.03.15 |
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