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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.129c

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一語履歴 vol.130
プロは... 130a苦悩の中... 130b松下幸之助... 130c食こそが...
一語履歴 vol.129
最高の能力... 129a冷に耐え... 129b生徒の可能性... 129cビジネスで...
一語履歴 vol.128
やりたい... 128a相手の... 128b人生は... 128cリンカーン 128d目標...
一語履歴 vol.127
最高の感動 127a真の喜び... 127b患者の苦悩... 127c将らず...
一語履歴 vol.126
自分との闘い... 126a日本一の... 126b努力の... 126c勝ち続ける...
一語履歴 vol.125
厳寒の中... 125aどん底で... 125b伸びる人... 125c楽は苦のため...
一語履歴 vol.124
汗をかけ... 124aお天道様... 124bイノベーション... 124c真の恩返し...
一語履歴 vol.123
おやじの弁当 123a最強の... 123b可能性を... 123c日本人が...
一語履歴 vol.122
地味にコツコツ~宝と心得る 122a奇跡... 122bごめんなさいね...
一語履歴 vol.121
幸せは... 121a敵と思え... 121b勝運を... 121c遺伝子のスイッチ...
ビジネスで大事なたった2つのこと
           田中真澄(社会教育家)

講演回数は7千回を超え、著作も90冊に及ぶなど、
これまで多くの人々に“やる気”を与えてきた 社会教育家の田中真澄さん。
かつて日経BP社に所属し、 『日経ビジネス』の基礎を固めた後、
43歳の時に独立。
以来36年間、己の身一つで、講演と執筆だけで生きてきました。

サラリーマンは退職と同時に
「所属価値」を失ってしまいます。

大企業の権威をバックに肩で風を切る勢いだった人も、
会社の社員という所属価値を失ってしまえば、
誰からも相手にされなくなるものです。

その時、問われるのが「存在価値」です。

言い換えれば、

「どこの企業のどういう肩書の方ですか」から
「あなたには何ができますか」

という問いへの答えが求められるのです。

これからの人生百年時代をいきいきと生き抜く上では、
自分自身の「生き方革命」がとても重要になってきます。

私に存在価値の大切さを
気づかせてくれたのは父でした。

父は元軍人で私たち一家は戦後、
いまの韓国・釜山から日本に引き揚げてきました。

ところが、日本が独立するまでの6年半、
父はパージによって公職に就くことができず、
過酷な行商で家族の生活を支えたのです。

日本国内が食べるものに事欠いていた頃までは、
行商でもなんとか食い繋いでいけましたが、
物が豊かになるにつれて厳しさは増していきました。

それでも父は決して行商をやめようとせず、
朝早くから夜遅くまで人の2倍、3倍、
汗水流して黙々と働きました。

私はそういう父の後ろ姿をとおして
「人間は命懸けで打ち込めば生きられるのだ」
と教えられたのです。

父は軍人だっただけに商売には全く不慣れでしたが、
ある人からこう教わったそうです。

「田中さん、商売というのは簡単なんだよ。
 太陽のように生きればいいんだ。
 太陽は2つのものを人に与えてくれる。

 1つは熱。

 熱意を持って人に接すれば、
 その熱は自然と相手に伝わる。

 もう1つは光。

 光を与えて相手を照らし、
 関心を持ってその人の存在を
 認めてあげることが大事なんだ」

父は生前、

「俺は商いのことは何も知らないが、
 この2つだけは心の支えにしてきた」

と私に話していました。

私が個業家(個人事業主)として
自分の存在価値で勝負しようと思ったのも、
そんな父の影響です。

これまで有料の講演会だけでも
6500回以上も行ってきましたが、
私が伝えたいメッセージを凝縮すれば、
父から教えられた「熱と光を相手に与えよ」に
尽きるように思います。
 
2015.03.10

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