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言葉の前に心あり言葉の後に行動あり 島田浩子(日本話し方センター社長) 近年、コミュニケーション能力に自信がないという方が増えているといいます。 「話し方をとおして一人でも多くの人に 幸せになってほしい」 上辺だけのスキルやテクニックを教えるのではなく、 考え方や心の持ち方に重きを置いているのが日本話し方センターです。 61年という歴史の中で、国会議員や経営者、主婦、学生に至るまで 30数万人もの卒業生を輩出してきました。 「話し方」指導という一つの道を切り開いて61年。 日本話し方センターは1953年に 江川ひろしが、 「話し方をとおして一人でも多くの人に 幸せになってほしい」 という強い思いで創業し、 国会議員や経営者から主婦、学生に至るまで 30数万人もの卒業生を輩出してきました。 入社以来、私は35年にわたって 江川の秘書として仕えてきましたが、 江川の逝去に伴い、代表を継承。 2015年で13年目を迎えます。 これまでのビジネス人生を振り返って いま心に抱く思い――。 それはよい縁に恵まれ、 たくさんの人の言葉に助けられてきたということです。 もともと大手企業に勤めていた私が 転職したのは20歳の時でした。 動機は、当時あまり聞き慣れなかった 話し方教室に対する好奇心だけ。 いざ入社すると、職場は雑居ビルの一角で、 研修期間もない。 前職とのギャップに加えて、 小柄な江川が頼りなく見え、 初日からやっぱり辞めようと考えていました。 そんな私に転機が訪れたのは入社3日目。 突然江川から、 「セミナーにいらっしゃい」 と言われ、 ここでも好奇心に駆られて、 「最後に見てから辞めよう」 と軽い気持ちで参加しました。 ところが、です。 壇上で熱弁を振るう江川が、 普段の姿からは想像もできないほど 大きく立派に映るではありませんか。 そして、セミナー終了後、 50代と思われる受講者の方が、 「ありがとう。よいセミナーだったね。 あなたもこれから頑張ってね」 と、新米秘書の私に深々と お辞儀をしてくださったのです。 心打たれた私は「江川についていこう」と 決意したのでした。 もしあの時、江川が声を掛けてくれなかったら、 今日までのご縁はなかった。 そう思うと、江川には 感謝しても感謝しきれません。 話し方指導と聞くと、多くの方は スキルやテクニックを教えると想像されるでしょう。 しかし当社は、話し方とは性格や教養など、 その人のすべてが表れるという考え方に立ち、 「言葉の前に心あり。 言葉の後に行動あり」 というモットーを掲げています。 言葉ではいくらでも格好よいこと、 時には嘘だって言うことができてしまう。 だからこそ、言葉を発する前に 心が清らかであるかが重要であり、 言った後は行動で示さなければなりません。 話し方とは誠実さであり、 約束を守ることである――。 江川は常に一人ひとりの受講生に対して、 こう説き続けていたのでした。 |
2014.12.20 |
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