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      次代に輝く住まいを創る

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〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.119b

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一語履歴 vol.120
不可能を... 120a言葉の使い方... 120b言葉の前に... 120c刻苦光明...
一語履歴 vol.119
逆境力... 119a死生観... 119b非行に... 119c堕落したチーム...
一語履歴 vol.118
発想は... 118a最高の状態... 118b勝敗の分かれ目... 118c靴づくり...
一語履歴 vol.117
くまモン... 117a心の声を... 117b命のつながり 117c当たり前の上に...
一語履歴 vol.116
指導者は... 116a法遠去らず 116b営業という... 116c学校を変える
一語履歴 vol.115
真善美 115a昔ながらの... 115b感謝を... 115c自分で線を...
一語履歴 vol.114
すべての現象... 114aおなごが... 114b帰りがけ... 114cすべては”人材”...
一語履歴 vol.113
固定観念に 113aリーダーは... 113b意識が... 113c対象と一体に...
一語履歴 vol.112
誰にも... 112aやまとごころ... 112bしつけの... 112c伝統は...
一語履歴 vol.111
すぐやる... 111a抜くを... 111b自分以外に...
非行に走る子供たちを立ち直らせる
          呉安鳴(重慶行知教育集団董長)

隣国の中国で4つの学校法人を運営し、
稲盛和夫氏が塾長を務める盛和塾でも講演をするなど、
その教育成果が高い評価を得ている呉安鳴さん。
教育環境に恵まれず、 道を踏み外す子供たちの姿に心を痛め、
ゼロから学校経営に乗り出しました。
廃屋から立ち上げた「行知職業訓練学校」は子供たちを見事に更生させ、
優れた人材を社会に数多く輩出しているといいます。
  
「企業発展の重要な鍵は、
 資金や設備ではなく、人材だが、

 現在の学校教育を受けた人材は責任感がなく、
 苦労を嫌がり、チームワークが苦手で、
 勤務の後に勉強する習慣がない。

 仕事ができる、できない以前の問題で、
 人格が分裂している」

この話を聞いて、私は自ら学校をつくり、
教育改革にチャレンジする決意を固めました。

1994年、公立学校を辞めた私は
学校の設立資金をつくるため、
いくつもの職を掛け持ちして4年間必死に働き、
80万元貯めました。

さらに友人から20万元を借り、
合計100万元(約1700万円)を投資して
1998年に「行知職業訓練学校」を設立しました。

学校の名前に「行知」と名付けたのは、
近代中国の偉大な平民教育家・陶行知氏の教育理念を遵守し、
同時に「知行合一」の実践を志したからです。

最初に借りた校舎は、
工場が廃棄した古い建物でした。

長年放置されていたため、屋根がなく、
周りには雑草が生い茂り、
蛇やネズミの巣窟となっていました。

私は最初の19名の教職員とともに荒れた敷地を綺麗にし、
道を整備し、建物を修繕しました。

私たちは建築作業員、清掃作業員、運搬作業員でした。

私は率先垂範して、
一番早く出勤し、一番遅く退勤し、
一番苦しい作業は自分がやり、
毎日十数時間働きました。

こうして2か月あまりで
清潔で簡素な学校が整いました。

愛はすべての教育の魂です。

「行知」では長年、他の学校では管理しきれない
不良、チンピラ、さらには少年院上がりの
少年も数多く受け入れ、
深い愛情を持って向き合い、
荒んだ彼らの心に火を点してきました。

新学期に新入生の成育環境を分析調査すると、
ほとんどの生徒が中学の時点で落ちこぼれ、
差別された体験があることに気づきました。

皆勉強が嫌いで、飲酒、喫煙、喧嘩、賭博などを
繰り返すなど素行が悪く、
窃盗や犯罪グループに関わっていた生徒もいました。

私たちは子供たちのこうした実情を理解し、
教師たちと一緒に真実の愛と包容力で彼らの過去を受け入れ、
尊重と信頼で彼らの現在に対処し、
一人ひとりの子供たちが最も適した教育を受けられるようにしました。

手に負えない子供には、病院の医者が診断するように、
別枠でその子供に相応しい更生案をつくります。

まず親しくなり、心を開いて話したいと思える環境をつくり、
じっくりと子供の心に耳を傾け、
それから少しずつ深く道理を説いていきます。

一つは過去に自分が犯した過ちを直視すること。

二つは誤った考えを取り除くこと。

三つは教養と生活常識を理解しやすい方法で吸収させ、
同時に彼らが楽しく学ぶ雰囲気をつくり出し、
知識の海へ誘うのです。
 
2014.12.09

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