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紙芝居「自分で線を引け」 何回叱られても、 人に迷惑ばかりかけてしまう子がいるよね。 叱られないときちんとやれない子もいる。 そういう子に足らないのは、これです。 「 ────────── 」 (絵を描いて見せる) そういう子は 「自分で線を引く」ということができないんだ。 この辺まではいい。 ここからはアウトというのが自分で線引きができない。 だからいつも誰かほかの人に引いてもらって、 ガツンと言われなきゃはみ出てしまう。 世の中に、線は引かれていないけど、 いろんなことに出てはいけない線はあるよね。 たとえば、 「授業中に変な音を立てる」 「地下鉄で暴れる」 「レストランで騒ぐ」……などなど、 全部「一線」を越えているよね。 しかし、これも自分で 線が引けない人がいるということなんだ。 小さい子は仕方ない。 そこで叱られてだんだん自分で、 こういうときはこの辺が線なんだなと 学んでいる最中だから。 でも、高学年になってもそれじゃ、 幼児と変わらないってことだよね。 自分の言動については、 「自分で線を引ける」のが高学年です。 そして、それが「自律」ということです。 この話をした後は、折に触れ、子どもの言動に対し、 「今のは線ギリギリだぞ」とか「おい、今のは線越えてないか?」 というだけで「自律」への意識を強化していけるとともに、 言動の「線」について、集団でのコンセンサスを 図っていくことも可能となる。 もちろん家庭でも同様であろう。 |
2014.10.31 |
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