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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.114c

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一語履歴 vol.120
不可能を... 120a言葉の使い方... 120b言葉の前に... 120c刻苦光明...
一語履歴 vol.119
逆境力... 119a死生観... 119b非行に... 119c堕落したチーム...
一語履歴 vol.118
発想は... 118a最高の状態... 118b勝敗の分かれ目... 118c靴づくり...
一語履歴 vol.117
くまモン... 117a心の声を... 117b命のつながり 117c当たり前の上に...
一語履歴 vol.116
指導者は... 116a法遠去らず 116b営業という... 116c学校を変える
一語履歴 vol.115
真善美 115a昔ながらの... 115b感謝を... 115c自分で線を...
一語履歴 vol.114
すべての現象... 114aおなごが... 114b帰りがけ... 114cすべては”人材”...
一語履歴 vol.113
固定観念に 113aリーダーは... 113b意識が... 113c対象と一体に...
一語履歴 vol.112
誰にも... 112aやまとごころ... 112bしつけの... 112c伝統は...
一語履歴 vol.111
すぐやる... 111a抜くを... 111b自分以外に...
すべては “人材” なんだ
             浅田剛治(ノバレーゼ社長)

10月といえば、結婚式のシーズン。
近年、快進撃を続けている ブライダル会社があります。

「ノバレーゼ」。
浅田剛治社長は2000年に同社を創業し、
僅か10年で東証一部上場へと導きました。
      
「父が倒れた。すぐに戻ってきてくれないか」

それは大学卒業後、
私がリクルートに入社して1年半が経った頃のこと。

実業家だった父が病に倒れ、私は急遽、
父が名古屋で営んでいたウエディング会社に
入社することになったのです。

肩書こそ「主任」でしたが、
実質的には父の後継者として、
経営の舵取りを任されたのです。

1993年、私がまだ
右も左もわからない24歳の時でした。

そして、いざ入社してみると、
社内は惨憺たる状況を呈していました。

社員は地元の不良上がりが勢揃いで、
真面目に働こうという意識は全くない。

仕事の話をしようにも、
そもそも経営用語自体が通じないのです。

当然、経営は赤字でしたが、
父の他の不動産事業からの資金援助によって、
辛うじて成り立っているという危機的状態でした。

しかし、呆れ果てた私は、

「こんな滅茶苦茶な状況にしたのは自分ではない。
 責任は父親にある」

と、入社から1年ほどは、
目の前の困難から目を背け続けていたのです。

そんな私が本気で会社を立て直そうと
決意することになったのは、
ある社員の涙ながらの訴えがきっかけでした。

「浅田さん、この会社にいても未来はありません。
 一所懸命働こうとしても、
 楽をしようとする周囲の人たちに
 寄って集って足を引っ張られる……。
 私は辞めようと思います」

彼女の訴えを聞いた私は、

「ああ、自分は何をしていたんだ」

と、頭をガツンと殴られる思いでした。

そして、リクルートを退職する際に、
ある役員の方から教えていただいた言葉が
ふっと心に浮かんできたのです。

「リクルートは、創業者のカリスマだけで
 ここまで成長したのではない。
 創業時から不相応な人材を採用し、
 そんな優秀な人材が
 やる気になってくれるための施策を考え、
 実施し続けてきた。すべては“人材”なんだ」

自分はこれまで責任を放棄し、
苦しい現実から逃げ続けてきた。

しかし、ここで一所懸命働きたい
という人材が1人でもいるのなら、
私がこの会社を立て直さないといけないはずだろう。

そう固く決心した私は、
まず社員が幸せに仕事ができない限り、
いい仕事もできるはずがないと、
社内の改革に徹底して取り組んでいったのでした。

当然、楽をしたい社員は猛反発。

「おまえが辞めろ」と
社員に取り囲まれる事態も経験しました。

それでも諦めずに、少しずつ、少しずつ
人材の入れ替えを進めていき、
3年目には会社のために尽くしてくれる
30人が集まったのです。

そして、人材の刷新に伴って、
経営も軌道に乗り始めました。

様々な事業に取り組んでいく中で、
1999年、名古屋の住宅街にオープンさせた
ハウスウエディング会場「オ・バルキーニョ」が
初年度から稼働限界を超える大成功を収めたのです。

気がついてみると、入社時の売り上げを、
約5倍に急拡大させていました。
 
2014.10.27

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