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命のつながり ○を描く。 「これが君」 「君は誰から生まれてきた?」 「両親」 両親の○を描く 「じゃ、両親は?」 「祖父母」 両親の祖父母の○も描く 「祖父母は突然この世に登場したのか?」 「曾祖父母だよね」 「曾祖父母には親いない?」 ……とつなげていく。 (時間がなければあらかじめ用意しておくが 描いていった方が実感が湧く。 だって、ひとつの○にだってひとつの人生があったのだから)。 黒板一杯になると歓声が沸く 「すごい数のご先祖様だよなぁ。 でも、これで終わりなわけないよね。 本当はもっといる」 「すごいのは、たとえば、 この中のたったひとつの○=一人の先祖がいなかったら、 今ここに君はいないということ。そうだろ? こりゃ、奇跡のような確率だね」 子どもたちは感嘆する。 「また、これを見れば、自分が流れの中にいて、 ここで簡単にこの流れを切断してしまっては いけないことがわかるはずだ。 こーーの人たち全部が作り上げてきた流れを 切ってしまうんだからね」 「もちろん、隣にいる友だちだって、 後ろの友だちだってみんなこのようなご先祖様がいた。 このクラス全員の上にこれだけの人がいるんだ」 騒然とする。 「だから、自分の命も、他人の命も、 そういう奇跡の上に成り立っているのだから、 ものすごく尊重し合わなければ、 ご先祖様に申し訳なさ過ぎるよね」 自分または人の命が失われることによって、 連綿と続いてきたの命の流れを断ち切ることになる。 そして、以後、生まれてきたであろう命が絶ち切られる。 それを圧倒的な数の人のつながりの図で、 イメージ化し、子どもの心に残すことによって、 自他の命を尊重する心を育む指導である。 |
2014.11.11 |
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