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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.100b

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一語履歴 vol.100
まことの花... 100aいくつに... 100b悔しさ... 100cごめんなさいね...
一語履歴 vol.099
一流に... 099a幸せになる... 099b不満は... 099c不可能を...
一語履歴 vol.098
たった... 098a伸びる... 098b天の声... 098c人生の花... 098d一生修行...
一語履歴 vol.097
22年間... 097a信頼... 097bゾウ... 097c人生の花...
一語履歴 vol.096
求められること... 096a迷った時... 096b脊髄に... 096c試されている...
一語履歴 vol.095
日本一... 095aアイデアの... 095b偲ぶ... 095cよそが...
一語履歴 vol.094
学びこそ... 094a世界一... 094bおせっかい... 094c僕が看取った...
一語履歴 vol.093
意味がある... 093a掃除は... 093b焦点を... 093c13年...
一語履歴 vol.092
カナヅチ... 092a小が... 092bある幼稚園... 092c水深... 092d平凡な...
一語履歴 vol.091
やめたら... 091a本当の心... 091b土壇場... 091cおいしい酒...
成長の秘訣は 悔しさをバネに
       長井鞠子(会議通訳者)

歴代首相をはじめ、世界中のVIPが
絶大な信頼を寄せる通訳者がいます。
長井鞠子さん、71歳。

日本初の通訳会社サイマル・インターナショナルに所属し、
日本における女性会議通訳者としての草分けとして、
半世紀近くにわたり第一線に立ち続けています。

発言を聞き、理解し、分析し、翻訳し、発声する。
このプロセスを僅か1~2秒の間に行う。
その同時通訳の仕事を
長井さんは「真剣勝負、格闘技です」と語ります。

通訳会社っていまはすごくたくさんあるんですけど、
当時は数社しかなかったですし、
女性でフルに働いている通訳者は
本当に数えるほどしかいませんでした。

だから、仕事は切れ目なく
どんどん来るわけですよ、下手なのに。

いま振り返ると、最初の頃は
本当にいい加減な準備しかしていませんでした。
能天気で独身で遊びたい盛りでしたから。

あのような準備をいまの若い通訳者がしていたら、
すぐに仕事が来なくなると思います。

そんな中で村松(サイマルの創業者)は
ずいぶん厳しく指導してくれました。

私が何か変な訳を言うと、
それを紙に書いて「×」、正しい訳を書いて「○」、
そんなメモをたくさん渡されましたね。

もう本当に悔しい思いをしましたよ。

ただ、その時に言われたことは
2度と間違えないように心掛けました。
やっぱり悔しい分だけ記憶に残るんです。

――悔しさをバネにされた。

私は負けず嫌いなので人に批判されるとか
ダメ出しを食らうのがあまり好きじゃないんですよ。

決定的だったのは通訳者になって
2、3年経った頃でした。

ある会議の同時通訳を終えてバスに乗っていた時、
前方から

「きょうの女の通訳、何言っているか
 ちっとも分からなかったわよね」

という女性の声が聞こえてきたんです。

その日は、先輩の男性通訳2人と私の3人でやっていましたので、
私しかいないんですよ。これはグサッと来ましたね。

そういう痛い目に何度も遭ううちに、
私の負けじ魂に火がついたんです。

こんな甘い準備ではダメだと。

それからですね、
真面目に取り組むようになったのは。

事前にいただくレジュメや資料を徹底的に読み込んで、
分からない単語は書き出して単語帳をつくり、
分からないことはクライアントに問い合わせる。

そういう準備をおさおさ怠りなくしていきました。

で、場数を踏んでくると、
ちゃんと準備をした時にはいい結果が出る、
逆に準備が甘かった時にはよくない結果になってしまう
というのがだんだん見えてくるようになったんです。
 
2014.07.03

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