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起こってくる出来事にはすべて意味がある ジョン・F・ディマティーニ(教育者) 「よき人生を送るには 自分の最高価値観に気づくことである」 そう語るのはアメリカの世界的教育者として名高い ジョン・F・ディマティーニ氏です。 世界中を飛び回り、世界60の国々のどこかで 毎週のようにセミナー、講演会を開催しています。 人生には楽しいこと、嬉しいこともあれば 突如として全く予期していなかった 辛いこと、苦しいことも降りかかってくるでしょう。 人生、いつ何が起こるか分かりません。 鈴木 ドクターから、 自分の周囲で不都合な出来事が起きたとしても、 その出来事は自分の最高価値観を実現するために 必要なものとして受け入れることが大切だと 教えていただきました。 ということは決して他人や自分自身を 責めることはないわけですね。 ディマティーニ はい。 私たちは物事にすぐによい、悪いとレッテルを貼り、 誰かに責任転嫁したくなりますけれども、 それは本来ニュートラルで、 単に出来事が起きているだけなんですね。 実は、物事はよいとも悪いとも 判断できるものではありません。 その証拠に、「よい」と評価したものが、 数か月、数年後には、実はよくなかったとか、 マイナス面があったことに気づくということがあります。 逆に醜いと思っていたものに プラスの面を見出すことがあります。 結婚でも恋愛でも、素敵と思っていた部分に、 後になって苛立つことって多いわけでしょう(笑)。 鈴木 でも長年の心の習慣で、ついつい「悪いのは悪い」と 思ってしまうものですよね。 そんな時は、 「この出来事の中にきっと 自分を助けてくれる意味がある」 と思い続けることが大事なのでしょうか。 ディマティーニ それには何をおいても 心のトレーニングが求められますね。 例えば、何度も倒れながらも 練習を続けて自転車に乗れるようになる。 それと一緒です。 物事の解釈をニュートラルなものにする トレーニングの一つとして、 例えば適切な質問を自分に投げ掛けることを 私はお勧めしています。 それによって意識を平静に保つことができるからです。 鈴木 具体的にはどういう質問を投げ掛けたらいいのですか。 ディマティーニ それは「ディマティーニ・メソッド」と呼ぶ 一連の質問が有効です。 例えば、人生で何か期待に反することが起きた時に 「私が最高価値観を達成する上で、 この出来事がどのような助けになっているだろうか」 と自問するのです。 なぜならすべての問題には デメリットだけでなくメリットが必ずあると、 私は確信しているからです。 ここで大切なのは、先ほどシスターがおっしゃったように、 何か問題が起きても、その原因は出来事そのもの、 もしくは相手その人にあるのではなく、 私の出来事や相手に対する不完全な認識によるものだからです。 私たちは自身の自己統制、知覚、認識に対して 責任を持たなければなりません。 鈴木 ドクターはご著書でよく感謝や愛 ということをおっしゃっています。 自分や相手のよいところ、悪いところを両方認めて受け入れることは、 必然的にそこに愛と感謝の心が生まれるわけですね。 ディマティーニ そうです。 人がバランスの取れた宇宙の秩序(愛)に気づく時、 そこに感謝の念が生じるんです。 何にでも感謝できる人は、 そうでない人よりも人生で恵まれることが多く、 願望が実現する可能性も高くなりますね。 感謝こそが成長と願望達成の鍵といってもいいと私は思います。 誰かにプレゼントをあげた時、 お礼も言わずに脇に置かれたら嫌でしょう。 宇宙の反応もそれと一緒です。 宇宙が贈り物をする先は、 贈り物に対して一番感謝する人です。 私たちの人生で起きたこと、これから起きることは、 すべて宇宙からの贈り物です。 とはいっても、一見マイナスに思える出来事に潜む 隠れたプラスの贈り物を理解するには時間がかかるわけですが。 鈴木 いまの時代、人間関係がとても 難しくなってきたと言われます。 しかし、いままでのお話のように、 すべては自分の心の持ち方だと分かれば、 社会の人間関係はもっとよくなるに違いありません。 ディマティーニ 相手が自分の期待どおりに動いてくれないと 裏切られたと怒りを覚えてしまいます。 しかし、それは相手ではなく自分の非現実的な期待感が 引き起こしたものだという原則が理解できれば、 そんな余計なエネルギーは使わなくて済むわけですからね。 |
2014.05.01 |
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