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人有我創 近藤 欽司(元卓球女子日本代表監督) 国分 秀男(古川商業高等学校女子バレーボール部元監督) 日本の卓球界を長年牽引されてきた元卓球女子日本代表監督の近藤欽司さん。 長い指導経験の中で、いかにして強敵中国の選手と 戦える日本選手を育ててきたのか。 【近藤】 いま卓球の世界では 中国が非常に強いわけで、 なぜそんなに強いのかと 研究していますが、 そのヒントとなる諺があるんです。 最初に「人無我有」と書いて、 人にないものが自分には有る、 つまり他の人にはない 技術や戦術を持つ、ということです。 でも時間が経てば、 それまで自分しか持って いなかったものが真似を されてしまうので、 「人無」ではなく「人有」 になって自分の技が 通用しなくなってしまう。 そこで今度は「人有我磨」、 つまりその技をどんどん磨いていく。 さらに相手も同じように 磨いてきたら、「人有我創」。 要は新しい技を 創り出すという意味で、 これが中国の戦いにおける 必勝の諺なんです。 いま分ちゃんが「磨く」 って言葉を使いましたけど、 中国と戦う上では技を磨くだけでなく、 それまでにない新しいものを 持って挑まなければ勝つことはでません。 |
2017.10.05 |
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