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気が満ち溢れているか 唐池 恒二(九州旅客鉄道会長) クルーズトレイン「ななつ星in九州」など 数々のヒットを生み出してきたJR九州会長の唐池恒二さん。 JR九州が発足すると鉄道事業と船舶事業を経験し、 1993年に外食事業部次長の辞令を受けたんですが、 これがリーダーとしての転機になりました。 この時点で強烈に根づいたのが 「気」の大事さですね。 ──「気」の大事さ。 飲食店というのは こちらがやったことに対して お客様の反応がすぐに分かるんですよ。 例えばおいしい料理や 心地よいサービスを提供したら、 お客様は喜んでくれる。 満足してくれる。 その逆をすると途端に嫌われる。 もう二度と来店してくれない。 すぐにハッキリと 採点してくれるんですね。 それは外食だけじゃなくて、 物販の小売りも同じだと思います。 そういう中で、 繁盛する店と 繁盛しない店を分ける 一番の要素は、 その店に気が満ち溢れているか どうかだと気づきました。 ──ああ、なるほど。 気というのは たとえ初めて行く知らない店でも、 なぜか入る前から薄々感じるものです。 綺麗に掃除されていたり、 元気のいい声が飛び交っていたり、 そういう店は いい店だなって思いますよね。 実際、料理もサービスも ほとんど間違いない。 では、気を満ち溢れさせるには どうするかと。 これは外食事業部時代からいまも 社員に言い続けていることですが、 一つは 「スピードあるキビキビした動き」。 迅速に動くと気が集まります。 二つ目は「明るく大きな声」。 挨拶にしても打ち合わせや 電話にしても、小さな声で ヒソヒソ喋っている人が いるんですけど、それじゃあ 全然職場に気が満ち溢れません。 だから、もっと明るく元気に 大きな声を出せと、こう言うんです。 |
2017.08.22 |
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