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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.269

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二本の足で立って...
イースター島のモアイ像を修復した人が
日本人石工だったことをご存じでしょうか。
左野勝司さんがその人。
この道60年以上の匠です。

左野 勝司(石工)

──独立を志されたのですね。

独立しようと思った理由は
もう一つあります。

棟梁が家に行けば

「大工さんの棟梁はん、
 来てくれはったで」

と歓迎されるのに、
石工だけは

「あ、石工も来よったがな」

と言われる。

石工は見下げられた
職種の一つだということを、
思い知らされたんです。
子供ながらにこれは悔しかったですね。
 
まだ独立前ですが、
僕は日本の石工が
ヨーロッパに行ったという話を
聞いたことがありませんでしたから、
それなら自分が真っ先に
行ってやろうと思いました。

往復の旅費だけで
80万円ほどかかる時代でしたが、
給料は1円も使わず、
酒は一滴も飲まずに
コツコツとお金を貯めて、
19歳の時に一人で日本を飛び出したんです。

──人並み以上の石工になりたいと
  思われたのですね。

と同時に世界を見てみたいという
思いもありましたね。
向かったのはフランスのパリで、
シャンゼリゼ通りなど
石造物の多さには驚きました。

ルーブル美術館に行くと、
階段の補修工事をやっていて、
僕は四時間も五時間も
作業に見入っていたんです。
 
しばらくすると石屋さんのほうから
声を掛けてきて、
僕は手真似で

「道具を貸してほしい」

とお願いしました。

コンコンと大理石を割ったら、
まぁこれがまっすぐに
綺麗に割れてしまいましてね。

「自分たちより上手く
 割れるじゃないか」

というので、現場監督が

「自分の家に泊めてあげるから、
 しばらくここにいて仕事をしてくれ」

と言ってくれました。

信じられないような話でしょう(笑)。
 
2017/10/05

日本の卓球界を長年牽引されてきた
元卓球女子日本代表監督の近藤欽司さん。
長い指導経験の中で、
いかにして強敵中国の選手と
戦える日本選手を育ててきたのか。

近藤 欽司(元卓球女子日本代表監督)
    ×
国分 秀男(古川商業高等学校
     女子バレーボール部元監督)

【近藤】
いま卓球の世界では
中国が非常に強いわけで、
なぜそんなに強いのかと
研究していますが、
そのヒントとなる諺があるんです。

最初に「人無我有」と書いて、
人にないものが自分には有る、
つまり他の人にはない
技術や戦術を持つ、ということです。

でも時間が経てば、
それまで自分しか持って
いなかったものが真似を
されてしまうので、
「人無」ではなく「人有」
になって自分の技が
通用しなくなってしまう。

そこで今度は「人有我磨」、
つまりその技をどんどん磨いていく。

さらに相手も同じように
磨いてきたら、「人有我創」。

要は新しい技を
創り出すという意味で、
これが中国の戦いにおける
必勝の諺なんです。

いま分ちゃんが「磨く」
って言葉を使いましたけど、
中国と戦う上では技を磨くだけでなく、
それまでにない新しいものを
持って挑まなければ勝つことはでません。
 
2017/10/05

圧倒的な人気を誇る「小山ロール」。

兵庫県三田市のお店で
しか買えないとあって、
店にはお客さんが絶えません。

小山 進(パティシエ エス コヤマ オーナーシェフ)

──小山さんは、一流の職人に
  求められる条件を
  どのように考えられますか。

僕たちの世界で言えば、
唯一無二のオリジナリティーの
あるものをつくれるかどうかが
一流になる上での大前提だと思います。

さらに世に発表して
市民権を得ていくこと、
文化を動かしていくことも
大事な要素になってきますね。

創り手として、
生み出したものの
コンセプトや本質などは、
いくらでも語れます。

だから一緒に仕事をさせていただく
クリエイターの皆さんにも、
いつでも熱く説明できるし、
納得もしていただける。

それに一緒に仕事ができる方々は
自分が将来なりたかった
グラフィックデザイナーや
ミュージシャンなどで、
まるで自分がその仕事を
やっているかのような
気分になっています。

一流というのは、
このようにして相手に喜ばれる
魅力的な文化をつくると同時に、
その楽しさを後から来る人たちに伝え、
道をひらいてあげられる人のことかな、
とも思っています。

あとはやっぱり自信ですかね。

──ああ、自信。

「自分はこれくらいでないと
 気が済まない」

と自分のクオリティーを
高める努力をすることです。

人が99%反対しても
「自分はこうだ」と
勇気を持って言う。

少なくとも僕はそれができます。

そういう人を育てて
いかないといけないと
思っているんです。
 
2017/10/05
一剣を持して起つとは、
分かりやすく言えば、
自分の得意業をもって世に立つ、
ということだろう。

そのためにはまず、
何をもって自分の一剣とするかを
見定めることが第一である。

そして次は、その一剣を磨くことである。
 
2017/10/05

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