過去の一語履歴を見ることが出来ます。
心をひらく 人生をひらくとは心をひらくことである。 心をひらかずに固く閉ざしている人に、 人生はひらかない。 「ひらく」には、開拓する、 耕す、という意味もある。 いかに上質な土壌もコンクリートのように 固まっていては、よき種を蒔いても 実りを得ることはできない。 心をひらき、心を耕す── 人生をひらく第一の鍵である。 社会教育家の田中真澄さんが 講演でよくされる話がある。 人間の能力は、知識、技術、 そして心構えの三辺で表される。 どんなに知識と技術があっても、 心構えが悪ければ、能力は出てこない。 すべては底辺の心構えいかんにある。 さらに、よき心構えは 積極性×明朗性で表される、という。 なるほど、と思う。 消極性×陰気では何事も成し得ない。 心構えに関する田中真澄さんの卓見がある。 「心構えというのは、 どんなに磨いても 毎日ゼロになる能力である。 毎朝歯を磨くように、 心構えも毎朝磨き直さなければならない」 人生をひらく第二の鍵である。 『論語』と並ぶ古典『大学』は 全編これ、人生をひらく 教えに満ちている。 中でも心に響く一文がある。 「必ず忠信以て之を得、 驕泰(きょうたい)以て之を失う」 まごころを尽くしてすれば 何事も成功するが、反対に おごり高ぶる態度ですれば 必ず失敗する、ということである。 人生をひらく第三の鍵といえよう。 二宮尊徳の言葉。 「太陽の徳、広大なりといえども、 芽を出さんとする念慮、 育たんとする気力なきものは仕方なし」 発憤力こそ人生をひらく 源であることを忘れてはならない。 |
2017.08.31 |
〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日