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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.263

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クルーズトレイン「ななつ星in九州」など
数々のヒットを生み出してきた
JR九州会長の唐池恒二さん。

☆ 事業は閃きである ☆

唐池 恒二(九州旅客鉄道会長)

JR九州が発足すると
鉄道事業と船舶事業を経験し、
1993年に外食事業部次長の
辞令を受けたんですが、
これがリーダーとしての
転機になりました。

この時点で強烈に根づいたのが
「気」の大事さですね。

──「気」の大事さ。

飲食店というのは
こちらがやったことに対して
お客様の反応がすぐに分かるんですよ。

例えばおいしい料理や
心地よいサービスを提供したら、
お客様は喜んでくれる。

満足してくれる。

その逆をすると途端に嫌われる。

もう二度と来店してくれない。

すぐにハッキリと
採点してくれるんですね。
それは外食だけじゃなくて、
物販の小売りも同じだと思います。
 
そういう中で、
繁盛する店と
繁盛しない店を分ける
一番の要素は、
その店に気が満ち溢れているか
どうかだと気づきました。

──ああ、なるほど。

気というのは
たとえ初めて行く知らない店でも、
なぜか入る前から薄々感じるものです。

綺麗に掃除されていたり、
元気のいい声が飛び交っていたり、
そういう店は
いい店だなって思いますよね。
実際、料理もサービスも
ほとんど間違いない。

では、気を満ち溢れさせるには
どうするかと。

これは外食事業部時代からいまも
社員に言い続けていることですが、
一つは
「スピードあるキビキビした動き」。

迅速に動くと気が集まります。

二つ目は「明るく大きな声」。
挨拶にしても打ち合わせや
電話にしても、小さな声で
ヒソヒソ喋っている人が
いるんですけど、それじゃあ
全然職場に気が満ち溢れません。

だから、もっと明るく元気に
大きな声を出せと、こう言うんです。
 
2017/08/22

小惑星探査機「はやぶさ」の
奇跡の生還が
大きな感動を呼んだ日のことを
ご記憶の方も多いでしょう。

川口 淳一郎
(宇宙科学研究所・宇宙飛翔工学研究系教授)
  ×
齋藤 孝(明治大学教授)
  ×
石黒 浩(大阪大学教授)

【齋藤】 
「はやぶさ」プロジェクトの
構想を纏めて、
長年チームを牽引しながら
奇跡の帰還を果たされた
川口先生の華々しい功績は
誰もが認めることですよね。

【川口】 
このプロジェクトも、
言ってみればある種の
開き直りから
始まったことだったんです(笑)。
 
僕がこの計画を形にして提案したのは
1990年代ですが、
検討を始めたのはそのずっと前からです。

その頃、既にアメリカやソ連は
月に行ったり、
火星や金星などの惑星に行くための
プロジェクトを動かしたりしていて、
日本の宇宙科学は
相当遅れていたんです。

NASA(アメリカ航空宇宙局)との差は
歴然でした。
 
それで僕たちはNASAと一緒に
勉強会を重ねながら
「小惑星ランデヴー」を
一つの目標として掲げました。
要は探査機が惑星の
近くにい続けることです。

それだけでも我われにとっては
大きな進歩だと思っていたんです。

ところがNASAは
いきなり自分たちだけで
プロジェクトを立ち上げて、
それを実現してしまう。

【齋藤】 
NASAに先を越されてしまった。

【川口】 
これはとても辛いことでしたね。
僕はアメリカのやりそうなことをやって、
つまみ食いされて二番煎じに
甘んじるのはどうしてもいやでした。

やっぱり我われが本当に目指すべきゴールは
誰もなし得たことのない

「小天体のサンプルリターン」
(小天体の地表のサンプルを採取し
 地球に持ち帰ること)

だと改めて確認し合いました。

アメリカのやろうとしないものをやる。
その開き直りから生まれた「はやぶさ」プロジェクト。
 
2017/08/21

世界的テニスプレイヤーとして活躍した
杉山愛さんのお母さんの
杉山芙沙子さんの話。

「実力を発揮できるかどうかは、
 普段の生活にかかっている」

そして、

「玄関の靴を揃える」

とか、

「自分は毎日、本を15分読む」

というふうに、
どんな小さなことでも

「毎日、これをやるんだと
 目標を自分で決めて、
 コツコツ積み重ねていくと、
 その子に自信が
 生まれるということもあります。

 小さなことの積み重ねは、
 やがて目に見えない自信に
 つながっていくのです」

映画評論家の淀川長治さんは毎朝、
必ずしていることが一つある。

それは毎朝、目が醒めると、
こう言うそうです。

「きょうは〇月〇日
(とその日の日付を言ってから)
 きょうという日は一度しかない。
 きょうも一所懸命生きよう。
 だからニコニコしていこう」

淀川さんのあの笑顔は
何十年にわたる自分との
約束を守った結果、
生まれてきたのでしょう。
 
2017/08/21
川口 淳一郎
(宇宙科学研究所・宇宙飛翔工学研究系教授)
  ×
齋藤 孝(明治大学教授)
  ×
石黒 浩(大阪大学教授)

【齋藤】 
最近、私が感じているのは、
笑っている瞬間に
アイデアが生まれることが非常に多い、
ということです。

昔、研究を一人でやっていた時は
ひたすら本を読んだり、
思索に耽ったりしていたわけですが、
いま学生と一緒にいる時は、
とにかく爆笑できるくらいの
ものでなくては
閃きは生まれないということを
強く言うんです。

それでニーチェの
「祝祭的空間」という言葉にあやかって、
それを授業でも実践しています。

【石黒】
どういうことをやられるのですか。

【齋藤】 
くだらない発言でも拍手をし
ハイタッチをしようと決めていて、
どよめく練習までやるんですね。
「おおーっ」って(笑)。

誰が何を言っても盛り上がるように
安全ネットを張った上で、
私自身自分が思いついたことを喋り続け、
彼らにもそれをやってもらう。

もちろん、大学の授業ですから
テーマや教材はとても難しいのですが、
そういう一種の
祝祭的な空気感をつくることが
閃きを生む上では
とても大事だと思います。
 
2017/08/19

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