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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.262b

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一語履歴 vol.270
生きる目的 270a人様の 270bうがい 270cお子様を隣の席に
一語履歴 vol.269
一剣を持して 269a自分は 269b人有我創 269c自分が真っ先に
一語履歴 vol.268
私公混同 268aつくる人の 268b普段自分で 268c「バスの中で」
一語履歴 vol.267
仲良し時間 267aありがとう 267b飽きる 267cおかげさま
一語履歴 vol.266
馴染むのが 266a命は一つ 266b素直に物事を 266c叱るコツ
一語履歴 vol.265
ヒルティの言葉 265a心をひらく 265b生き方 265c仕事の価値
一語履歴 vol.264
集中力を 264a生きる力 264b夢があるから 264c本当の学問
一語履歴 vol.263
笑っている瞬間 263a小さなこと 263b開き直り 263c気が満ち溢れ
一語履歴 vol.262
吾悟り 262a壁に苦しみ 262b生き者は 262c無上意
一語履歴 vol.261
発想から事業化まで 261aどういうふうに 261b再現芸術家 261c閃き
生き者は生き物を
          清水 義光(美術家)
          髙﨑 正治(建築家)

書や絵画、作陶、篆刻など幅広い分野の美術作品を創作する
美術家の清水義光さん。

【清水】 
僕も、自然と人間ということを
強く意識しながら仕事をしてきました。
 
随分前ですが、出光美術館で
中国の焼き物展を
見たことがあります。

焼き物を時代順に遡っていくと、
いろいろな発見がありました。

漢、唐時代の焼き物は
とても形状が豊かで、
戦国時代の青銅器となると
摩訶不思議な
雰囲気を醸し出している。

どれも大変素晴らしい作品でしたが、
一番最後に陳列されていた歴史上、
よく分かっていない
新石器時代の焼き物を見た瞬間、
僕は思わず抱きつきたくなるような
衝動に駆られたんです。

【髙﨑】 
なぜですか。

【清水】 
それが自分でも分かりません。
ただ、僕なりの表現をすると
焼き物ではなく、まるで
生き物のように映ったんですね。

僕はまだ二十代でしたが、

「生き者は生き物を
 つくらなくてはいけない」

と強く思ったことを覚えています。
これが美術家としての
僕自身のテーマとなりました。
 
僕たちが住む地球の中心には
マグマというエネルギーがあります。

自分の赤い血を
マグマに変えてしまったら、
もっと新しい世界が
開けるのではないかという発想で
作品をつくり続けてきました。
 
僕の焼き物は昔ながらの
手捻りですが、
そういう思いで茶碗や
花器に取りかかると、
いつの間にか怪獣みたいな形に
仕上がっている(笑)。

もちろん、最初から怪獣を
つくりたいわけじゃないですよ。

上半身裸になって土を捏ねたり、
時に上から投げたり、
足で踏んづけて固めたりして、
もう何が起きるか分からない。

その中からパッと
自分が求めていた姿が
見えてくる瞬間があるんです。

【髙﨑】 
考えもしなかった世界に
ぶつかるのですね。

【清水】 
そう。この体が自分と
思っている世界を
超えた外の世界に入ると、
すごく楽しいんですよ。
 
2017.08.17

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