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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.267

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一語履歴 vol.269
一剣を持して 269a自分は 269b人有我創 269c自分が真っ先に
一語履歴 vol.268
私公混同 268aつくる人の 268b普段自分で 268c「バスの中で」
一語履歴 vol.267
仲良し時間 267aありがとう 267b飽きる 267cおかげさま
一語履歴 vol.266
馴染むのが 266a命は一つ 266b素直に物事を 266c叱るコツ
一語履歴 vol.265
ヒルティの言葉 265a心をひらく 265b生き方 265c仕事の価値
一語履歴 vol.264
集中力を 264a生きる力 264b夢があるから 264c本当の学問
一語履歴 vol.263
笑っている瞬間 263a小さなこと 263b開き直り 263c気が満ち溢れ
一語履歴 vol.262
吾悟り 262a壁に苦しみ 262b生き者は 262c無上意
一語履歴 vol.261
発想から事業化まで 261aどういうふうに 261b再現芸術家 261c閃き
仲良し時間
       鈴木 秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)

私は長いこと、
亡くなる方の心に寄り添ってきました。

枕元でお祈りをし、

「いま、何かしたいことがありますか」

とお尋ねすると、
心にしこりの残る人は、皆さん

「あの人ともう一度仲直りをしたい」

とおっしゃいます。

魂の深いところでは
誰もが皆と繋がっていたいと
願っているからです。
 
ある教え子の家庭の話ですが、
遺産相続を巡って
奥さんとそのお姉さんが喧嘩をし、
30年間、お互いに顔を合わせることなく
憎み続けていました。

ある時、奥さんは病に倒れ、
余命数日という状態になりました。

見舞った私に細い声で
「姉さんともう一度、仲直りがしたい」
と言います。

しかし、家族は
「この場に及んで嫌な思いはさせたくない」
と大反対でした。
 
聞くと、お姉さんは
一時間以内の所に住んでいるといいます。

「これは会わせてあげなくてはいけない」
と思った私は
「すぐに呼んでください。
私が傍についていますから大丈夫です」
と家族を説得して、
お姉さんに来ていただくよう
に連絡を取ってもらいました。

そこで驚くようなことが起きました。

病室に来たお姉さんは
妹の名前を呼んだかと思うと、
飛びつくようにベッドに駆け寄り、
奥さんもそれまでの
重篤な状態が嘘のように体を起こして、
思いっきり抱き合ったのです。

「ごめんなさい、私が悪かった」

「こちらこそ、ごめんなさい」

そう言いながら滂沱の涙を流し、
積年の恨みを消し去っていったのです。

奥さんは間もなくして亡くなりましたが、
いまでも忘れることのできない光景です。
 
生前、このような
「仲良し時間」を持つことは、
幸せな人生を送る上でとても大事です。

中には遠くにいて会えなかったり、
既に亡くなっていて時間を共有できない
場合もあるでしょう。

そういう時でも、
相手をイメージしながら
心からのお詫びと
感謝の気持ちを送ることで、
恨みや憎しみを消すことができます。
 
2017/09/10

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