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無上意 これは仏典の中の言葉です。これ以上は無いという行為です。例えば、会社に電 話がかかってきたら、これ以上はないというぐらい優しく、いい言葉、いい声で 応対をする。会社へお見えになった方を最高の笑顔とご挨拶で迎えるということ です。 無上位のサ―ビスとは本当に相手の気持ちを思いやることのできる人です。 長い間、一緒に苦楽を共にしてきた奥様を、自分の定年前に病気で亡くし、悲し みのうちに、その冥福を祈る為、四国八十八箇所の巡礼を終え、最後に立ち寄っ た高知空港の日本料理店「司」でビ―ル一本と、土佐名物カマスの姿寿司を一人 前注文した。加えて「申し訳ありませんが、グラスは二つで」と注文を受けた若 いウエ―トレスは、不思議に思いながらも「かしこまりました」とお客様の指示 に従い、先ずビ―ルとグラス二つをお出しした。 すると客は、小さな額縁に入れた女性の写真をテ―ブルの中央に置き、その前の グラスにビ―ルを注いだ。自分のグラスにもビ―ルを注ぎ、静かに乾杯をした。 ウエ―トレスは、お客様はきっと亡くなった奥様の写真を持って巡礼をしてきた のだろうと思った。そこで、寿司ができあがって運ぶ時、さりげなくお箸と箸置 きを二組、小皿を二枚持っていった。 そのあと、ふるさとへ帰ったお客さんからの、お店への手紙には次のように書か れていました。 「四国への旅には、家内の写真と一緒に出かけ、食事の時には一緒にビ―ルを飲 みました。しかしお箸と小皿を二人分出していただいたのは、お宅の店の若いウ ェ―トレスさんだけでした。初めてでした。驚きました。感動で体が震えました 。帰りの飛行機の中では、どうしても涙が止まりませんでした。本当に有難うご ざいました。どうぞ、あの若いウエ―トレスさんによろしくお伝え下さい。」 これこそ、「無上意」の極意だと思います。 |
2017/08/17 |
書や絵画、作陶、篆刻など 幅広い分野の美術作品を創作する 美術家の清水義光さん。 清水 義光(美術家) × 髙﨑 正治(建築家) 【清水】 僕も、自然と人間ということを 強く意識しながら仕事をしてきました。 随分前ですが、出光美術館で 中国の焼き物展を 見たことがあります。 焼き物を時代順に遡っていくと、 いろいろな発見がありました。 漢、唐時代の焼き物は とても形状が豊かで、 戦国時代の青銅器となると 摩訶不思議な 雰囲気を醸し出している。 どれも大変素晴らしい作品でしたが、 一番最後に陳列されていた歴史上、 よく分かっていない 新石器時代の焼き物を見た瞬間、 僕は思わず抱きつきたくなるような 衝動に駆られたんです。 【髙﨑】 なぜですか。 【清水】 それが自分でも分かりません。 ただ、僕なりの表現をすると 焼き物ではなく、まるで 生き物のように映ったんですね。 僕はまだ二十代でしたが、 「生き者は生き物を つくらなくてはいけない」 と強く思ったことを覚えています。 これが美術家としての 僕自身のテーマとなりました。 僕たちが住む地球の中心には マグマというエネルギーがあります。 自分の赤い血を マグマに変えてしまったら、 もっと新しい世界が 開けるのではないかという発想で 作品をつくり続けてきました。 僕の焼き物は昔ながらの 手捻りですが、 そういう思いで茶碗や 花器に取りかかると、 いつの間にか怪獣みたいな形に 仕上がっている(笑)。 もちろん、最初から怪獣を つくりたいわけじゃないですよ。 上半身裸になって土を捏ねたり、 時に上から投げたり、 足で踏んづけて固めたりして、 もう何が起きるか分からない。 その中からパッと 自分が求めていた姿が 見えてくる瞬間があるんです。 【髙﨑】 考えもしなかった世界に ぶつかるのですね。 【清水】 そう。この体が自分と 思っている世界を 超えた外の世界に入ると、 すごく楽しいんですよ。 |
2017/08/17 |
「壁に苦しみ、悩み、傷つき、 苦悶し、格闘する中で、 人は人格を成長させていく。 壁はその人の能力をさらに高め、 魂を磨き、本物の人物にするために、 天が与えてくれる試練だ」 「人を使う方法というのは、 自分の人格を磨くより他に方法がない」 ――タビオ・越智会長 「人生って長いようだけど、この一瞬一瞬は 二度と戻ってこない。 だから『一個の餃子に一個の魂』。 自分たちはただの餃子を作っているんじゃない。 最後の晩餐に選ばれるような餃子を作っているんだ。 それほど大事な仕事に取り組んでいるんだ」 ――王将フードサービス・渡邊社長 「試合に出ない奴を絶対に裏切るなよ。 花を支えるのは枝、枝を支えるのは幹、幹を支える根。 見えない根をしっかりすれば花はまた咲いてくる」 ――興南学園野球部・我喜屋優監督 |
2017/08/17 |
「吾(われ)悟り、彼を知り、変に応ず」 佐久間象山 人生百般に処する心得を説いた卓言ですが、 自分の実力(年齢・体力も含めて)をよく認識し、 かつ相手(敵や環境)をよく知り、 変化に対応していかなければ、 人生の山坂を越えていくことはできないようです。 「古来聞き難きは道 天下得難きは同志なり」 中江藤樹 |
2017/08/17 |
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