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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.298c

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どれだけ 300a影あり 300b父親の役割 300c言葉には
一語履歴 vol.299
魂のお世話 299a英語が 299b寝たきり社長 299cそれはホープ
一語履歴 vol.298
痛いよね 298a結果は 298b耐えるもの 298c鉋くず
一語履歴 vol.297
チームで共有 297a身を捨てる 297b咲くもよし 297c天からの一本の糸
一語履歴 vol.296
一流になるために 296aおいしく 296b長所に 296c与えられた仕事
一語履歴 vol.295
あの人は神様 295aミスにも真摯に 295b光と闇は 295cアンテナが錆び
一語履歴 vol.294
抜いている草も 294aやっておいて 294bクオリティ 294c私ほど
一語履歴 vol.293
自分の心の 293a何を捨てるか 293b人生の五計 293c失敗しない人間は
一語履歴 vol.292
砂を嚙むような 292aマインドを 292b相対感からの 292c可愛がられる
一語履歴 vol.291
必ず用あり 朝は日の出と 291a企業は 291b経験が強烈な
鉋くず
占部 賢志(中村学園大学教授)

不世出の宮大工と謳われた西岡常一棟梁と、
たった一人の弟子、小川三夫さん。20年にも及ぶ
子弟関係ながらも、師匠から教わったのは
たったの一度だけといいます。

【占部】
不世出の宮大工と謳われた西岡常一棟梁と、
たった一人の弟子の小川三夫さんの師弟関係もそうですね。

修学旅行で奈良を訪れた高校生の小川さんが五重塔を見て心を奪われ、
西岡棟梁に弟子入りを志願するけれども即座に断られる。
やっと許されたのは3年後だったそうです。

【教師C】
西岡常一と言えば、法隆寺の「昭和の大修理」で知られる宮大工ですよね。
たしか中学2年生用の国語教科書に『法隆寺を支えた木』が載っています。

【占部】
小川さんは、この棟梁のたった一人の内弟子となるわけです。

じゃあ、師匠が今風の監督やコーチのように手取り足取り教えたか。
棟梁はそんなこといっさいしない。だから弟子としてはどうするか。
棟梁の技を見よう見まねで覚えていくしかないのです。
西岡棟梁が亡くなるまでの20年の間教えて貰ったのは、
たった一度だけだったらしい。

【教師C】どんなことだったんでしょうか。

【占部】
あるとき、西岡棟梁が鉋を引いて手本を示してくれたことがあった。
それ一度きりしかないけれども、その鉋くずを手に取ると、
向こうが透けて見えたそうです。

【教師B】
そういうのを匠の技というのでしょうね。

【占部】
私は、小川棟梁が目の前で槍鉋を引いて削られた
長い鉋くずを持っていますが、こんなに薄く削れるものかと
驚くほどの薄さですよ。もちろん、西岡棟梁の鉋くずと同じように、
向こうが見えるほど透き通っている。

ああなるほど、師匠から弟子への技の伝承って、
こういうことなんだなと思いましたね。鉋くずはその紛れもない証です。

やはり師弟関係というのは、先達の技や人格に対する深い敬意がもとにある。
そうじゃないと、単なるマネジメントにすぎません。

【教師A】
最近、監督やコーチと選手のあいだのトラブルなどが続くのも、
敬意という人格的なつながりが希薄になっているからかも知れませんね。
 
2018.04.26

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