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クオリティーナンバーワン 鈴木 茂晴(大和証券グループ本社顧問) 野本 弘文(東京急行電鉄社長) 働きたい会社ナンバーワンに選ばれる大和証券。 【野本】 ランキング1位になったのも鈴木さんが様々な改革をされてきた結果だと思います。 何しろかつてはずっと……(笑)。 【鈴木】 私が社長になった時は100位以下ですよ(笑)。 それですぐ広報部長を呼んで、最低でも50位以内にしてくれと言ったら、 「社長、それは無理ですよ」と。それでも何とかしろと言ったんです。 就職ランキングで1位になれば、当然学生から注目されますけど、 当社が100位以下から30位とか40位になったとしても、そんなこと学生は誰も知らない。 にもかかわらず、なぜそこまでこだわったのかというと、社員とその家族が見ているからなんです。 【野本】 社員とその家族のために。 【鈴木】 例えば旦那が「もう頭にきた。こんな会社辞めてやる」と言ったとしても、 上位のほうにいると、奥さんが「あんた、こんないい会社もう入れないよ」と説得してくれるかもしれない。 これがランキング外だと、そうはいかない。 だから、順位を上げることで優秀な学生に来てもらうってことはもちろん重要だけど、 それよりも社員自身とその家族のプライドやモチベーションを高めることのほうが比重としては大きいんです。 【野本】 それはとても大事な視点だと思います。 【鈴木】 我われは業界ナンバーワンではありません。 もちろん最終的にはそこに行きたいんですけど、 いまはとにかくクオリティーナンバーワン、これを目指しています。 クオリティーが1番であれば、いつの日か業界トップになるという思いもあります。 誰もがあの会社はいいね、素晴らしい提案をしてくれるし、 スタッフも親切で一所懸命やってくれる、と思ってもらえるレベルを目指そうと。 野本さんのところもそうだと思いますけど、 我われも働き方改革だとか女性活躍支援だとか、いろんなことをやっています。 一例を挙げると、19時前退社の励行や年休取得の促進、子供が3歳に達するまでの育児休職、 男性社員の育児休職取得の促進、ベビーシッター制度や短時間勤務制度の導入、介護休職・介護休暇の拡充など、 男性も女性もより働きやすく活躍できる環境づくりに努めています。 男性社員の育児休職取得者率は七十%を超え、 また、女性役員はグループ全体で7名の登用、 女性支店長は22名と全体の20%弱を占めているんです。 【野本】 素晴らしい実績ですね。 |
2018.03.20 |
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