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ヒットアイデアを生み出す秘訣 西田武生(ファッションデザイナー) 日本におけるファッションデザイナーの草分け的存在である西田武生さん、92歳。 90歳を超えたいまなお、新ブランドを開拓し続け、 我が国のご皇室や海外セレブなど、各界の一流人を虜にしてやみません。 ――これまで美空ひばりさんをはじめ著名な方々や 秋篠宮妃紀子様のマタニティードレスなども デザインされてきましたが、特別なプレッシャーはありましたか。 それはないですね。 ただその時々によって、 ばーっとできる時と全然できない時がありますね。 ――全然できない時には、どうやって乗り越えるのでしょうか。 僕の場合は美術館、 そこに行くと一番心が落ち着く。 特に自分が迷っている時には、 そこに飾られている絵画から 現状を打破するヒントをもらいました。 日本はね、この点で非常に恵まれているでしょう。 居ながらにして世界の名画を観ることができるんですから。 新しい企画展があれば僕はすぐに観に行くんです。 ――それはいまも続けられているのですか。 そうです。 もうゆっくりしたらと周囲から言われるけど、 そういうわけにはいかない。 デザイナーとして少しでも綺麗な服をつくりたい という思いがありますからね。 これまで本当にたくさんの婦人服をデザインしてきましたが、 もうこれでいいと思ったことは一度もない。 満足したらそこでもうおしまい。 そこが人生の終点だもんね。 僕にとっての終点はまだ来ていませんよ(笑)。 ――ご自身で大切にされてきたことはありますか。 一つは「思いついたらすぐ実行」。 僕は何か頭にパッと閃いたらすぐに実行します。 もう一つは、「深刻がらず、流れに抵抗せず、決めたら実行する」。 これはもう僕の生きる指針のようなものです。 何かに迷っても 軽い気持ちで考えることですね。 芸術家って神経質な人が多い というイメージがあるでしょう。 僕はね、それは深刻がっているだけ じゃないかと思いますね。 本当に深刻になってしまったら、 行き詰まってしまうでしょう。 行き詰まりっていうのは一番怖いですからね、 我われのような仕事においては。 僕は40歳で独立して ブランド「タケオ ニシダ」を立ち上げた後は、 会社経営において厳しい局面に立たされたこともあるし、 大病だって患いましたが、 深刻になるようなことは一度もなかった。 だからすべて乗り越えることができたんです。 |
2014.07.19 |
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