過去の一語履歴を見ることが出来ます。
松下幸之助師匠の教え 新屋 純之輔(パナソニック客員) 私が松下電器(現・パナソニック) に入社したのは、いまから 79年前の1937年のことでした。 以来、1981年に退職するまで、 6年の戦争期間を挟んで44年間、 松下幸之助“師匠”から直接 ご指導を賜る機会に恵まれ、 幸福な仕事人生を送らせていただきました。 とはいえ、私が松下師匠と 本当の意味での出逢いを果たしたのは、 入社後20年ほど経った1960年。 松下師匠と定年退職した上司の やり取りを耳にしたのがきっかけでした。 その上司は定年退職の挨拶に伺った際に、 松下師匠から次のような 言葉をいただいたというのです。 「風雪に耐え抜き、 波浪と闘って幾十年──。 自らの務めを全うして解体される船。 それから料理屋の看板になる船縁の板。 そういう人生が大事やで」 昔は釣り船などの板が、 解体後に料理屋の看板として 使われることがよくありました。 おそらく松下師匠は 朽ち果てるまで働いてもなお、 看板として役立つような人生を 送ってほしいと激励したかったのでしょう。 |
2016.05.15 |
〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日