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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.193

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一語履歴 vol.197
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一語履歴 vol.194
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一語履歴 vol.193
立ち直り 193a歴史の遺訓 193b向上心 193c腑に落ちた知識
一語履歴 vol.192
明治生まれ 192a誠意を尽くした 192bプロの仕事 192c時間の創造主
一語履歴 vol.191
乗り越えられる 191a最善の努力 191b最大の逆境 191c鬼の口
立ち直りの早い人と遅い人
              鍵山 秀三郎(日本を美しくする会相談役)
              上甲 晃(志ネット―ワーク代表)

東日本大震災後の現地に足を運んでいるうちに
見えてきたという、立ち直りの早い人と遅い人の違い。

【鍵山】
幕末や明治に日本を訪れた外国人は、
日本という国は貧しいけれども
素晴らしい国民だと口々に称賛しました。

私たちはそういう素晴らしい
祖先を持っているわけですから、
その尊い生き方をしっかり
継承していかなければなりません。

【上甲】
鍵山さんは日本人の本当のよさは
どういうところにあるとお考えですか。

【鍵山】
世の中というのはお盆の上に
たくさん豆が載っているようなもので、
お盆が傾くとザラザラと
流れ落ちていきます。

昔の日本には、その中で一人でも
二人でも流されずに立ち止まって、
困難ではあるけれども
上に登っていった人がいました。

あるいは皆が上ばかり見ている時に
自分だけは下をしっかり見て、
誰も知らないところで努力を
重ねた人がたくさんいました。

そういう精神を備えていたことが
日本人のよさであったと私は思います。

【上甲】
順境にあっても逆境にあっても、
節操を変えることなく前へ進む。

この頃「青年塾」では、
先般の大震災のような時に
どういう人が立ち直りが早いか
という話をしていましてね。

これは私が何度も被災地に
足を運んでいるうちに
分かってきたことなんですが、
まず第一は、志のある人です。

ただ生活のために
パン屋をやっている人は、
補助金をもらえる間は再開しよう
とは思わないのですが、
地域の役に立つために
パン屋をやっているという
志や使命感のある人は、
一刻も早くパン屋を再開しないと
地域の人が困ってしまうと考えるので、
立ち直りが早いんです。

もう一つ、孤独な人は
立ち直りが遅いけれども、
強い絆で結ばれた仲間がいて、
いろんな人が励ましに
来てくれるような人は、
やっぱり立ち直りが早いですね。

ですから志と絆、この二つが
人生の危機管理における
重要なポイントだと私は考えるんです。
 
2016.03.10

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