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目の輝きが違う人になるために 松平 洋史子(葵パール社長) 石川 真理子(作家) 【石川】 私たちは、たくさんの ご先祖様が一所懸命に生きて、 命を繋いでくださった結果、 いまここにあるわけです。 そうである以上、 このいただいた命を 精いっぱい生きることは、 ご先祖様に対する恩返しであり、 それが名を惜しむ生き方だと思うんです。 いい加減な生き方をすると、 ご先祖様の名を汚してしまいかねず、 また、子孫にまで 汚名を着せることになりかねない。 ですから、名を惜しむという 意識を持って生きることは とても大切なことではないか と私は思うんです。 【松平】 大切なことですね。私もそう思います。 【石川】 松平さんがご本の中で 紹介なさっていた徳川家康公の 「東照公御遺訓」は、 「人の一生は重荷を 負うて遠き道を行くが如(ごと)し」 という一文から始まりますが、 私たちは生まれながらにして ご先祖様方が代々背負ってこられた 重き荷を背負っているんだと思うんです。 それが戦後、祖先との繋がりが 希薄になってしまったために、 重荷なんか嫌だというのが 現代人だと思います。 けれども、 その重荷を喜んで受け入れる。 自分はこの重荷を負って 生きていくんだという 気概を持って生きることが、 その人の気品とか、生きる姿勢に 繋がっていくのではないでしょうか。 やっぱり気概を持って生きている人は、 目の輝きが違いますし、 ちょっとした立ち居振る舞いにも それが表れてきますよね。 |
2016.03.26 |
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