本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.324a

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.330
学問の目的 330a運がいい... 330b何のために 330cまず夢を
一語履歴 vol.329
素読は 329a一言一涙 329b誰にも負けない 329cお坊さんの後ろ姿
一語履歴 vol.328
棒切れ 328aお客さんに 328bもう懲りた 328c言志四録
一語履歴 vol.327
いましかない 327aおはよう 327b目の前 327c人として
一語履歴 vol.326
心の師となれ 326a大器晩成 326bへこたれるものか 326c作曲家の意図
一語履歴 vol.325
商品開発 325a共に学ぶ 325b大切な良薬 325c無常観
一語履歴 vol.324
成長できない 324aJALの奇跡 324b快GOツアー 324c叱って
一語履歴 vol.323
先人の知恵 323a人も運も 323b三鏡 323c恒久平和を 323dそばに居る
一語履歴 vol.322
自分の思い 322a喧嘩だけはするな 322b才幹に優先 322c言葉には意味
一語履歴 vol.321
韓非子 321a脳の動きが 321b読書が人を 321c先賢の箴言
JALの奇跡

「経営の具体的な改善方法よりも、
 心のあり方を変えることに復活はあるという信念のもと、
 旧い体質を持つJAL社員の意識改革を遂行し、会社を甦らせていく。

若い人の中にはJALが倒産したということを
知らないという人もいるそうですが、
JALは2010(平成22)年1月19日
総額2兆3,221億の負債を抱えて倒産しました。

その再生を当時の政府から頼まれたのが稲盛和夫さん。
当時、稲盛さんは78歳。

最初は稲盛さんも絶対に受けないと
その申し出を固辞していましたが、
当時の状況を鑑み、3つの大義のもとに、
会長になることを引き受けられました。

3つの大義とは
第1は日本経済への影響。
――かつて世界一の航空会社だったJALが二次破綻でもすれば
日本はもうだめだと世界中から見られてしまう。
それは何としても防がねばならない。

第2は社員の雇用を守る。
――二次破綻すれば残された3万2,000人の社員も職を失う。

第3は健全な競争がないと資本主義経済は機能しない。

この3つの大義のもとに、
稲盛さんは無給を条件に
火中の栗を拾われる決意をしたのです。

稲盛さんの会長就任に対してマスコミは
「航空業界について何も知らない、
 しかも経営者としてのピークを超えた
 高齢の稲盛さんをトップに据えて再建できるはずがない」
と批判を繰り返していました。

しかし、就任1年目にして、
JALは1,884億の黒字を計上。
2年目も2,000億の利益を計上し、
就任2年8か月で稲盛さんはJALの再上場を果たしたのです。

これは、まさに奇跡といっていいでしょう。
2兆円超の負債のある会社をどうして僅か2年8か月で再上場。

再建に当たって、稲盛さんが京セラから連れていったのは2人の幹部社員です。
一人は京セラの副会長も経験し、
アメーバ経営の専門家としても高い評価を得ていた森田直行さん。
もう一人が大田嘉仁さん。
大田さんは長い間、稲盛さんの秘書を務めていたこともあり、
JAL社員の意識改革の担当者として選ばれたのです。

当時のJALの社風がJALを倒産させたのです。
その社風をいかに変革していったのか。
稲盛さんと大田さんの必死の努力、
感動のドラマが有りました。

「奇跡は起こるのではなく、人間が起こすものである。
 そして奇跡には理由があるし、説明もできる。
 その奇跡を起こすことができた理由を一言でいうなら、
 助け合うことをしたからです。」
 
2018.12.15

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日