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JALの奇跡 「経営の具体的な改善方法よりも、 心のあり方を変えることに復活はあるという信念のもと、 旧い体質を持つJAL社員の意識改革を遂行し、会社を甦らせていく。 若い人の中にはJALが倒産したということを 知らないという人もいるそうですが、 JALは2010(平成22)年1月19日 総額2兆3,221億の負債を抱えて倒産しました。 その再生を当時の政府から頼まれたのが稲盛和夫さん。 当時、稲盛さんは78歳。 最初は稲盛さんも絶対に受けないと その申し出を固辞していましたが、 当時の状況を鑑み、3つの大義のもとに、 会長になることを引き受けられました。 3つの大義とは 第1は日本経済への影響。 ――かつて世界一の航空会社だったJALが二次破綻でもすれば 日本はもうだめだと世界中から見られてしまう。 それは何としても防がねばならない。 第2は社員の雇用を守る。 ――二次破綻すれば残された3万2,000人の社員も職を失う。 第3は健全な競争がないと資本主義経済は機能しない。 この3つの大義のもとに、 稲盛さんは無給を条件に 火中の栗を拾われる決意をしたのです。 稲盛さんの会長就任に対してマスコミは 「航空業界について何も知らない、 しかも経営者としてのピークを超えた 高齢の稲盛さんをトップに据えて再建できるはずがない」 と批判を繰り返していました。 しかし、就任1年目にして、 JALは1,884億の黒字を計上。 2年目も2,000億の利益を計上し、 就任2年8か月で稲盛さんはJALの再上場を果たしたのです。 これは、まさに奇跡といっていいでしょう。 2兆円超の負債のある会社をどうして僅か2年8か月で再上場。 再建に当たって、稲盛さんが京セラから連れていったのは2人の幹部社員です。 一人は京セラの副会長も経験し、 アメーバ経営の専門家としても高い評価を得ていた森田直行さん。 もう一人が大田嘉仁さん。 大田さんは長い間、稲盛さんの秘書を務めていたこともあり、 JAL社員の意識改革の担当者として選ばれたのです。 当時のJALの社風がJALを倒産させたのです。 その社風をいかに変革していったのか。 稲盛さんと大田さんの必死の努力、 感動のドラマが有りました。 「奇跡は起こるのではなく、人間が起こすものである。 そして奇跡には理由があるし、説明もできる。 その奇跡を起こすことができた理由を一言でいうなら、 助け合うことをしたからです。」 |
2018.12.15 |
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