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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.320

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一語履歴 vol.320
軸をぶらさない 加齢は 320a苦が いつも全力で一所懸命
一語履歴 vol.319
教師の使命 319a自分の... 319b身から出た 319c足こぎ車いす
一語履歴 vol.318
ひたむきな努力 318a祖父の施し  318b適材適所 318c与えること
一語履歴 vol.317
命懸けの仕事 317a私のみるところ 317b考えるべき 317c公平
一語履歴 vol.316
この世の宝 心から来ている 人間も一人前 316a辛い出来事も
一語履歴 vol.315
裏切らないこと 315a朝の読書 315b人が嫌がる 315c人間の力は
一語履歴 vol.314
後から来る 314a湯ぶねの教訓 314bプロフェッショナル 314c叱って
一語履歴 vol.313
大豆100粒運動 313aよく見ましょう 313b覚悟を持とう 313c昇った日は
一語履歴 vol.312
諦めなかった道 312a人間の智慧 312bピンチは 312c一人の人間が
一語履歴 vol.311
我がこころの師 311a記憶は 311b人各々分有り 311cなお進まん
加齢は人間に知恵を与える
             曽野 綾子(作家)

『戒老録』は確か37歳の誕生日に、
当時の日本人女性の平均寿命が74歳だと聞いて、
「ああ、きょうは私の人生の折り返し地点なんだ」と思って、
老年に警戒すべきことをその日から書き留めることにしたんです。
何か体裁のいいこと言ってるでしょ(笑)。

──『戒老録』に「私は25歳の自分よりも37歳の自分のほうが
  まだしも少しは信用できるように思った」と書かれています。
  その理由をインタビューで答えられていて、
  「人生がよく見えてきたから」だと。

まあ、そうでございましょうね。20代から比べれば。

──そして、「37歳の時より、いま(53歳)はさらによく見える?」
  との質問に、「もう桁違いですね」とおっしゃっていますが、
  あれから34年経って、さらに人生がよく
  見えてきたという実感はございますか?

ありますね。やっぱり加齢は人間に知恵を与えると思います。
どんなにぼんやりしてても、日々の生活を営む中で
何かの出来事に遭遇したり、何かの光景を見たり、
いろんな経験を積むうちに少しは利口になるような気はします。

──加齢は人間に知恵を与えるという言葉は、
  私たちに希望を与えてくれますね。

まあ、事実というよりは、
そうなればいいという一つの希望ですけどね。

ですから、加齢によって段々見えなくなることもあるし、
不自由になることもありますけれども、読みが深くなることはある。
殊に身内の争いなんかしていらっしゃる方の話を聞くと、
諦めちゃえば簡単なのに、ってよく思います。

若い時はそれを諦められないで、
何とか理想通りの人間関係に修復していこうと思う。
でも、不可能な場合が多い。諦めっていうのも
随分大事だなと思いますよ。私は子供の時から
諦めることはうまかったんですけど、
年を取ってもっとうまくなったし、捨てることもうまくなった。

家に何でもたくさん物を置いておく「溜め魔」がいらっしゃるでしょ。
私、逆なんです。どっちかって言うと、「捨て魔」なんです。
人間関係でも捨て魔な面がありますね。

嫌われたら、うなだれてその場を去るんです(笑)。

所詮この世というのは計画通りにならない。
叶えられる望みにも限度がある。
そう思えば、割と気が楽になるんじゃないかしら。
 
2018.10.25
軸をぶらさない
        坂井宏行(ラ・ロシェル オーナーシェフ)

俺は一生料理の道で生きていく
という軸を絶対ぶらさなかったからこそ、
何があっても耐えられた。

描いた夢をいくつも達成できた。
 
2018.10.22

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