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一日は一生の縮図なり 『幻の講話』(第1巻より) わたくしたちが、自分の人生を真に充実して 生きようとしたら、結局「今日」の一日を、 いかに充実していきるかということが、 最後の「秘訣」といってよいでしょう。 それというのも、人間の一生といいましても、 結局は一日一日の積み重ねの他ないからであります。 したがって、もし今日わたくしが、 当然すべきであり、かつやる気になればやれる仕事を、 もししなかったとしたら、 それは結局明日に延ばすことになりましょう。 ところが、一生といっても、 結局は一日一日の積み重ねの他ないわけですから、 その日の予定を翌日に延ばして平気でいるということは、 そういう人の仕事は、結局あの世へ 持ち越しとなるわけであります。 すなわちその人の人生は 真の完成にはならないのであります。 随って一人の人生が、 真に充実した一生になるかならないかは、 その人が「今日」一日の仕事を、 やり遂げるか否かによって分れるわけであります。 そしてそれを他のコトバで申しますと、 われわれの人生は、結局「今日」という一日の上に、 その「縮図」が見られるわけであって、 それが今日わたくしがテーマとして掲げた 「一日は一生の縮図なり」 ということになるわけであります。 |
2018.02.05 |
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