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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.285a

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一語履歴 vol.290
努力にも 290a心身を浄化し 290b思いやり 290c自分でやる
一語履歴 vol.289
親なき子ら 289a逆の振る舞い 289bこれからの 289cこつこつこつこつ
一語履歴 vol.288
必ず用あり 288a人生の深い 288b人間の根っこ 288c人を幸せにする
一語履歴 vol.287
仕事は 287aアンテナを 287b一生の縮図 287c長期的には
一語履歴 vol.286
常に活性化 286a六秒の奇跡 286bどんな日でも 286c大政奉還
一語履歴 vol.285
その先に 285a日本人としての 285b老年廃せず 285cお客様の課題解決
一語履歴 vol.284
自分の国について 284a知恵を富に 284b感謝の心を 284c大いなる希望
一語履歴 vol.283
インテリジェンス能力 283a高い天守閣 283b言霊の 283c知恵
一語履歴 vol.282
二番だったら 282a労を惜しまず 282b東京タワー現象 282c本心の満足
一語履歴 vol.281
本気でぶつかる 281a医療と健康と美容 281b自分の成長 281c脅しには
日本人としての気概
          櫻井 よしこ(ジャーナリスト)
          中西 輝政(京都大学名誉教授)

【櫻井】 
日本にとって、いまはまさに100年、200年に一回の大変化の時だと私は感じています。
江戸末期にも幕府が機能しなくなって諸藩が台頭し、
外国から黒船がくるという一大危機がありましたが、
いまのほうがさらに大変だという強い危機感を抱いています。
 
幕末の日本には経済力はもちろん、
長く戦争がなかったことで武力もありませんでした。
情報は断片的なものしか入手できない。
本来なら国が食い潰されて不思議ではなかったはずですが、
そうならなかったのは、先人たちに物を見る目があったからでしょう。
 
黒船から開国までの15年間に日本は不平等条約を結ばされたり、
ロシアに島を奪い取られそうになったり多くの危機に直面しました。

その中で先人たちは武力、経済力の必要性に目覚め、
維新後は富国強兵策を打ち出す一方で、
『五箇条の御誓文』によって国民の結束を呼び掛け
激動の時代を乗り切っていったわけでしょう?

【中西】 
おっしゃるとおりです。
当時の日本の、危機感をバネにした自己変革は素晴らしいものでした。

【櫻井】 
それから150年後、いまの日本が直面しているのは、
戦後の庇護国だったアメリカが内向きになり、
片や中国は野望に満ち満ちた膨張主義の国になっているという
抜き差しならぬ国際情勢です。
 
その狭間で我が国が生き延びるにはどうしたらいいかを考えた時、
幕末と違って世界第3位の経済力はある、
憲法で制限されているとはいえ軍事力もないことはない、
情報もあるにはある。
でも、確実に失ってしまったものがある。
それは日本人としての気概であり、状況を直視して打つべき手を打つ現実感覚です。
 
悲しいことに「日本国を自分たちの手で守る」
「北朝鮮有事の際、拉致被害者は自衛隊が救出する」
のが当たり前だという感覚すらなくなってしまっているんですね。
この精神的な体たらくは極めて危険だと思います。 
 
2018.01.13

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