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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.282

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一語履歴 vol.290
努力にも 290a心身を浄化し 290b思いやり 290c自分でやる
一語履歴 vol.289
親なき子ら 289a逆の振る舞い 289bこれからの 289cこつこつこつこつ
一語履歴 vol.288
必ず用あり 288a人生の深い 288b人間の根っこ 288c人を幸せにする
一語履歴 vol.287
仕事は 287aアンテナを 287b一生の縮図 287c長期的には
一語履歴 vol.286
常に活性化 286a六秒の奇跡 286bどんな日でも 286c大政奉還
一語履歴 vol.285
その先に 285a日本人としての 285b老年廃せず 285cお客様の課題解決
一語履歴 vol.284
自分の国について 284a知恵を富に 284b感謝の心を 284c大いなる希望
一語履歴 vol.283
インテリジェンス能力 283a高い天守閣 283b言霊の 283c知恵
一語履歴 vol.282
二番だったら 282a労を惜しまず 282b東京タワー現象 282c本心の満足
一語履歴 vol.281
本気でぶつかる 281a医療と健康と美容 281b自分の成長 281c脅しには
二番だったら死んでいる
             松田 次泰(刀匠)
             數土 文夫(JFEホールディングス特別顧問)

古の名刀を超える技を目指し、人生のすべてを
刀づくりに注ぎ込んできた松田次泰然さん。
その仕事観、人生観に迫りました。

【松田】
僕が何歳まで刀をつくり続けられるかは分かりませんが、
やはり人生も仕事も、大事なことは諦めないということ、それしかないですね。

自分で「これだ」というものを掴むまでは、とにかくもう、やるしかありません。

失敗しても、諦めないでやる。失敗にどれだけ耐えられるかです。

僕は40代の頃、何度も何度も失敗を繰り返しながらも、
夢中で鍛冶場にこもって仕事をしていました。

仕事を終えて鍛冶場を離れるともうフラフラで、
すぐに眠り込んでしまうような生活を続けていたんです。

そういう厳しい仕事と対峙する中で、一つ自分を支える大きな力になったのが、
零戦のエースパイロットだった坂井三郎さんとの出会いでした。

坂井さんが80歳の時に、戦時中はいい刀を持てなかったので、
改めて日本刀をつくりたいとご注文をいただいたんです。

その時に伺ったお話の中で、特に印象に残ったのが
「二番だったら死んでいる」という言葉でした。

「空中戦の時に少しでも自分の体調が悪かったら死んでいました。
 体調管理できない人から戦死しています。
 自分を律せなかったら、私はいまここにいません」と。

これには身の引き締まる思いがしました。

もし自分のつくった刀が二番の性能だったら、
それを使った人は戦場で命を落としてしまうかもしれない。

刀がそういう緊張感を伴ったものであることは、
それまで頭では分かっていましたが、坂井さんのお話を伺って、
実感として胸に迫ってきたのです。

【數土】
非常に示唆に富んだお話ですね。
 
2017.12.21

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