本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.283b

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.290
努力にも 290a心身を浄化し 290b思いやり 290c自分でやる
一語履歴 vol.289
親なき子ら 289a逆の振る舞い 289bこれからの 289cこつこつこつこつ
一語履歴 vol.288
必ず用あり 288a人生の深い 288b人間の根っこ 288c人を幸せにする
一語履歴 vol.287
仕事は 287aアンテナを 287b一生の縮図 287c長期的には
一語履歴 vol.286
常に活性化 286a六秒の奇跡 286bどんな日でも 286c大政奉還
一語履歴 vol.285
その先に 285a日本人としての 285b老年廃せず 285cお客様の課題解決
一語履歴 vol.284
自分の国について 284a知恵を富に 284b感謝の心を 284c大いなる希望
一語履歴 vol.283
インテリジェンス能力 283a高い天守閣 283b言霊の 283c知恵
一語履歴 vol.282
二番だったら 282a労を惜しまず 282b東京タワー現象 282c本心の満足
一語履歴 vol.281
本気でぶつかる 281a医療と健康と美容 281b自分の成長 281c脅しには
言霊の幸わう国
         千 玄室(茶道裏千家前家元)

歌や詩は「ポエム」という言葉でいい表されるが、
ポエムの語源は古代ギリシア語の「ポイエーシス」で、
それは「何かを表す」というような意味だと知った。 

自然的な現象や心のよりどころなどを、
言の葉で端的に表現するのだ。

万葉の歌には、込められた不思議な言の葉いわば「言霊」がある。
 柿本人麻呂がよりその言霊を意識していたようで、
その作品は
「しき島の大和の国は言霊の幸はふ国ぞま幸くありこそ」
「言霊の八十の衢に夕占問う占正に告る妹はあひ寄らむ」
など「霊の」という「たま」が何かを動かしており、
そしてその「たま」は
幸わうとか幸を招くということに通じているのではあるまいか。
 
万葉の歌々には、
その時代のさまざまな事象が時の生活に結びついて詠まれている。
奈良時代の律令制度の確立によって国づくりができ、
仏教そして神道の精神性が人々の心を動かし、
その訴えを歌に託したのであろう。
いわば歌とは安穏感をもたらすものであったと思われるのである。
 
日本人が古来、大切にしてきたのが言霊である。
先人の心に思いを馳せ、
現代に生きる私たちもいま一度、
言霊の幸わう国に生を受けた意義を考える時ではなかろうか。
 
2018.01.02

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日