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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.168b

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一語履歴 vol.169
最高の結果 169a悲しみの底で 169b不思議なるもの 169c負けない言葉
一語履歴 vol.168
あかちゃんポスト 168a呻吟語 168b奇跡 168c自分の力の引き出し方
一語履歴 vol.167
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一語履歴 vol.166
天職への道 166a地域再生 166b成功への 166c資料が語る二宮金次郎
一語履歴 vol.165
プロの流儀 165a分身ロボット 165b鬼はいません 165c日本史講座
一語履歴 vol.164
後から来る者たち 164a畫れり 164b成長する 164c高い山を
一語履歴 vol.163
小学に学ぶ 163a帝国ホテルの現場力 163b太陽の下で考える
一語履歴 vol.162
唱道の人 一日は 162a江戸の庶民 162bみてござる
一語履歴 vol.161
おせっかい 161a翼を与える 161b足なし禅師
被災地で起こった奇跡
              河野通洋(八木澤商店社長)

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。
老舗醸造業を営む八木澤商店もまた、本社、工場すべてが流されました。
「もう再建は無理だ」
誰もがそう考えられたことでしょう。
ところが、あれから4年半にして、
八木澤商店は奇跡の復活を成し遂げました。

八木澤商店再建の象徴となったのが、
昨年秋に工場で搾られた「奇跡の醤(ひしお)」ですね。
  
――「奇跡の醤」?

もともとは北里大学と釜石市、岩手県が
共同でつくった海洋バイオテクノロジー釜石研究所が、
市販の醤油を無作為に集めて
アミノ酸の数値分析をやっていたんですよ。

そうしたらアミノ酸の種類が
えらい多いのが一つだけあって、
それがうちの醤油だったんです。

ぜひ共同研究をということになって、
研究所の方が醪(もろみ)をサンプルとして
持ち帰っていかれたちょうどその一か月後ですよ、
津波で全部流されたのは。

釜石にあった研究所も津波にやられたのですが、
頑丈なつくりで建物は流されなかったんです。

そのおかげで密閉容器に保管されていた醪が、
瓦礫の下で何とか無事だったんですよ。

――あぁ、すべてが津波で流された中でも
  残っていたというので、
  「奇跡の醤」なのですね。

そうです。その醪があったからこそ、
八木澤商店のDNAを受け継いだ
醤油を復活させることができたんです。

震災直後には醪のことも気になってはいましたが、
それどころではありませんでした。

社員たちが家族や家を失っているわけで、
そっちのほうが最優先事項でしたから。

流れたものはしょうがない。

時間はかかるかもしれないけど、
また新しくつくり出せばいいんだという気持ちでした。

それだけに、震災から一か月くらいが過ぎた頃に
研究所の方から「醪が生きてますよ」
という電話をいただいた時には、本当に嬉しかった。

これがあるとないとでは大違いですからね。

工場を再建できる見込みなんか、
これっぽっちもない時でしたけど、
再建に向けた希望の光が灯った気がしました。
 
2015.11.02

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