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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.160

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一語履歴 vol.160
鎌倉女子大学 160a済陽式食事療法 160b論語 160cリーダーの資質
一語履歴 vol.159
福澤諭吉 159a失敗なくして 159b古典教育 159c一流と二流
一語履歴 vol.158
続けられる人 158a自叙伝 158b意識は 158c脊椎...~プロ
一語履歴 vol.157
人格の方程式 157a仕事術 157b前進 157c強固な...~本物に
一語履歴 vol.156
写真を上手に撮る秘訣
一語履歴 vol.155
ブスの25箇条 155a共通する 155b運命を変える 155c独創力
一語履歴 vol.154
期待する 154aノーベル物理学賞 154b成功の要諦
一語履歴 vol.153
過酷な運命 153a一句に込められた 153b若者よ...~女子の教養
一語履歴 vol.152
誠は扇の要 指導者というのは我慢が必要
一語履歴 vol.151
捨てると強くなる 151aきれいな心をみて 151bこの苦しみ 99% 教えて
鎌倉女子大学創設者の挑戦
             松本紀子(鎌倉女子大学学園主)

神奈川県鎌倉市にキャンパスのある 学校法人 鎌倉女子大学。
実はこの大学が建てられたのは、昭和18年、つまり終戦の2年前でした。

主人の父・松本生太(せいた)はというと、
もともとは弁護士だったのですが、
これからは母親になっていく女性たちの教育が一番大事だと、
学校新設の申請を当時の文部省に提出するんです。

ところがその時期というのが昭和18年なんですよ。

――終戦の2年前ですか。

普通だったら躊躇(ちゅうちょ)すると思うのですが、
思い立ったらもう止まらないんですね。

役所の方もびっくりされて、
周囲も反対だったようです。

でもここが生太のすごいところで、
横浜市内にいまの学園の母体となる
京浜女子家政理学専門学校をつくってしまったんですよ。


――戦火に怯むことなく、
  思いを遂げられたのはすごいですね。

やると決めたことをやりとおす精神力もさることながら、
一本筋が通っていて、生太は当時からこう言っていました。

「一年を思う者は花を植える、
 十年を思う者は木を植える、
 百年を思う者は人を育てる」と。

ところがせっかく建てた校舎も、
終戦の年の空襲ですっかり焼失してしまっているのですが、
少しもめげないんですよ。

一刻も早く教育を続けられる
場所をと探し回って見つけたのが、
鎌倉市内の岩瀬という土地でした。

そこには海軍の燃料廠があって、
粗末ながらもバラックが残っていたので、
ここならすぐに学校を再開できると生太も思ったのでしょう。
 
軍需省や文部省に毎日のように通って
入居の許可を取りつけたのが昭和21年1月16日のことで、
私立学校では一番早く授業再開したのです。
 
2015.09.14

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