次代に輝く住まいを創る

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴　HOME

⇦前　一語履歴　次⇨　

一語履歴　vol.170

お天道様が　170a一つ上の仕事　170b考えの出し方　170c人生はあなたに

一語履歴　vol.169

最高の結果　169a悲しみの底で　169b不思議なるもの　169c負けない言葉

一語履歴　vol.168

あかちゃんポスト　168a呻吟語　168b奇跡　168c自分の力の引き出し方

一語履歴　vol.167

日本史　167a日本　167b精神的修養を積む　167c遠きを慮る

一語履歴　vol.166

天職への道　166a地域再生　166b成功への　166c資料が語る二宮金次郎

一語履歴　vol.165

プロの流儀　165a分身ロボット　165b鬼はいません　165c日本史講座

一語履歴　vol.164

後から来る者たち　164a畫れり　164b成長する　164c高い山を

一語履歴　vol.163

小学に学ぶ　163a帝国ホテルの現場力　163b太陽の下で考える

一語履歴　vol.162

唱道の人　一日は　162a江戸の庶民　162bみてござる

一語履歴　vol.161

おせっかい　161a翼を与える　161b足なし禅師

奇跡を呼ぶ地域再生の仕掛け力 　　　　　　　　　　　　　　　豊重哲郎(柳谷集落自治公民館長) 通称「やねだん」という鹿児島県鹿屋市串良町柳谷集落があります。 ここは、鹿児島空港から車で1時間半、 大隅半島の中ほどに位置する田舎の小さな村です。 人口300人のこの村に、何と年間30か国、5,000人以上の視察者が 訪れているというから驚きです！ 　　　　 ただ、中にはやっぱり無視する人や 反目する人もいました。 どの組織もリーダーが変わったり、 新しいことを始めようとすると、 少なからず抵抗勢力が存在すると思います。 「おまえは東京におったから」とか「気をつけろよ。 あいつは次の町長選挙に出るために、 俺たちを踏み台にしている」とか。 そういう声が聞こえてきた時期がありました。 いいことは伝わりにくいですけど、 悪い噂は広まっていきやすいですからね。 そこでまずは3年かけて土台づくりをしようと。 たとえ一部であってもそっぽを 向く人がいたんでは地域再生は成功しませんので、 「フルネーム」「笑顔」「快話」、 この三つを実践していきました。 ここの壁にはやねだんの全住民の 顔写真が飾ってありますけど、 まず330人全員の顔と名前を一致させて、 それもフルネームですべて覚えていったんです。 ――全員の名前をフルネームで。 私にとってこの集落は 一つの大きな家族のようなものです。 企業は人なりといいますけど、 地域づくりも企業経営と一緒ですから、 何と言っても「人」。 集落の人が一人たりとも欠けることなく、 オールメンバーで取り組む。 皆が顔も分かって名前も 呼び合いながらともに汗を流す。 地域活動に補欠はいない。これが原点ですよ。 あとは、反目する人の誕生日をチェックして、 「○○さん、おめでとうございます」って 手土産を持って挨拶に行ったり、 どんなに苦しい時でも、たとえ反目者であっても、 人と会う時は笑顔で対応し、 楽しく愉快な会話を心掛けました。 そういう努力、忍耐はよっぽど バカにならないとできなかったですね。 ただ、地道に続けていったことで、 少しずつ彼らの意識が上向いていったように感じます。 活動内容 　 ・自主財源を稼ぐ ・福祉・環境整備 ・教育・文化向上 ・社会貢献	2015.10.13