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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.164c

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一語履歴 vol.170
お天道様が 170a一つ上の仕事 170b考えの出し方 170c人生はあなたに
一語履歴 vol.169
最高の結果 169a悲しみの底で 169b不思議なるもの 169c負けない言葉
一語履歴 vol.168
あかちゃんポスト 168a呻吟語 168b奇跡 168c自分の力の引き出し方
一語履歴 vol.167
日本史 167a日本 167b精神的修養を積む 167c遠きを慮る
一語履歴 vol.166
天職への道 166a地域再生 166b成功への 166c資料が語る二宮金次郎
一語履歴 vol.165
プロの流儀 165a分身ロボット 165b鬼はいません 165c日本史講座
一語履歴 vol.164
後から来る者たち 164a畫れり 164b成長する 164c高い山を
一語履歴 vol.163
小学に学ぶ 163a帝国ホテルの現場力 163b太陽の下で考える
一語履歴 vol.162
唱道の人 一日は 162a江戸の庶民 162bみてござる
一語履歴 vol.161
おせっかい 161a翼を与える 161b足なし禅師
高い山を乗り越えて初めて事は成る
                 大村 智(北里研究所名誉理事長)

日本人で23人目となるノーベル賞を、北里大学特別栄誉教授の
大村智さんが見事受賞されました。
東京都内の夜間学校の教師から猛勉強の末、30歳で北里研究所の
研究員になられた大村さん。

周囲からは、
「この経歴ではあまり将来性がない 教師を続けて将来は校長にでもなったほうがいい」
と言われていたそうですが、 高い志を持ち続けたことで、
研究者として大輪の花を咲かせました。

――大村さんの開発された薬によって
  世界で2億5,000万人もの人が
  病気から救われているそうですね。

それは「イベルメクチン」といって、
もともとはメルク社(米)と共同で
家畜やペットの寄生虫病の特効薬として開発して、
世界中で使われているものです。

それが人間の病気にも使えることが分かり、
WHOが注目したのです。

例えば疥癬(かいせん)といって
老人ホームなどに多い皮膚病がありましてね。

患者さんからすぐ看護師さんにも
染してなかなか治らないんですが、
この薬を一回飲むだけでピタッと治るんです。

皮膚科領域の革命だといわれています。

この薬によって、熱帯地方によくある
オンコセルカ症という目が見えなくなる病気や、
リンパ系フィラリア症といって
脚が象みたいに太くなる病気がほとんど感染しなくなって、
WHOも2020年には撲滅できると発表しました。

――大変なご努力の賜物でしょう。

研究そのものはそんなに難しくはないのですが、
何を考えて取り組むかということが大事です。

そういう意味で僕は、人があまり考えないことで
世の中の役に立つのが自分の使命だと思い、
人がやっていないようなことに絶えず挑戦してきました。

このイベルメクチンも、我われが発見した
世界で唯一の微生物がつくる化合物から開発した薬です。

これ以外にも創薬に結びつく化合物を含む
新たな460種類の化合物を発見するなど、
世界で最初に手掛けた研究が多数あります。

とにかく僕が携わっている化学や微生物の分野では、
創造性が大事で人真似は絶対にダメ。

もちろん学問ですから先人の
業績を勉強することは大事です。

だけどそこから一歩先んじようという
気概がなければなりません。

若い研究者にもいつも言うんです。

新しいことをやりなさい、
そうすると人を超えられるんだよと。

人真似ではどんなによくても
その真似をした人のレベル止まりです。

失敗を恐れず、新しいこと、人がやらないことに
挑戦してこそ人を超えるチャンスを掴めるんです。

何かを成そうという時には、
ネックになることがいろいろあるものです。

だからダメではなく、
高い山を乗り越えて初めて物事は成せるんです。

お金がなければいかにお金を集めてくるか、
人がいなければいかに育て、活用するか。

与えられた場で自分の役割を果たすことは大事です。

しかしただその場に甘んじているのではなく、
そこを乗り越えて、自分でなければ
できないところを見せなければいけないと思います。

そういう気概で歩んできた結果、
化学者としては一流でも二流でもない僕が、
一流の化学者以上の実績を積み上げることができました。

先年、102歳で大往生された松原泰道ご老師に
僕は大変懇意にしていただいていました。

そのご老師からいただいた「生ききる」という
色紙が自宅の仏間に飾ってあります。

僕はこれからいよいよこの
「生ききる」を実践していきたい。

後進を育て、独自の新薬の開発を通じて
社会に貢献していきたいですね。

今後何をやりたいですかと聞かれると
「今、私は80歳ですが、まず81歳まで生きることです。
その間に少しでも、特に山梨の郷里のためになることをやりたい」

そして
「国は地方再生などといっていますが、
一番、やらなければいけないのは教育です。
それは科学ができるとか、数学ができるとかじゃなくて、
人に尊敬される、徳をもった生活をしたり、
仕事をしたりできるような人、そういう本当の人間を育てたい」
 
2015.10.06

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