過去の一語履歴を見ることが出来ます。
柿と語る 画壇に背を向け、描くことだけを目的に画業一筋に生きた 孤高の画家:矢谷長治氏。 世俗を断ち、ひたすら天の声に耳を澄まし続けた詩魂の画家は、 心に響く数々の言葉を残されています。 ●柿と語る だいたい11月15日頃から柿がとれる。 テーブルの上に琢さんの柿を並べる。 一週間くらいたつと、水分がさがって柿の形が おちついてくる。 その中の何個かを選んで描きはじめる。 描きだしたら、その柿には指一本ふれない。 ふれると、ふれたところから腐ってくる。 柿を描き続けていると、柿と実際に語れるようになるのは 一ヶ月過ぎてから・・・ つぶれるまで描き続ける。 三月半ば頃、柿はつぶれてしまう。 ただ不思議なことは、モデルにした柿だけが最後まで残る。 毎年、何十年も描き続けるが、例外はない。 |
2015.04.22 |
〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日