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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.208a

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一語履歴 vol.210
修養の大切さ 210a父からの手紙 210b心を高め 210c祈り
一語履歴 vol.209
視点を変える 209a運を強く 209bまずは自分が
一語履歴 vol.208
大切なことだけ 208a力尽きるまで 208bマザー・テレサの言葉
一語履歴 vol.207
組織マネジメント 207a本来無一物 207b一年の計は
一語履歴 vol.206
夢を叶える 206aオレンジ色 206b世の中に偶然はない
一語履歴 vol.205
絶望の中 205a碧巌録 205b服中に書 205c伸びるべき者が伸びる
一語履歴 vol.204
幕末の偉人 204a親父の小言 204b古典を 204c人間には3つの教育
一語履歴 vol.203
百歳の円相 203a一流と二流 203b最大の修業 203c道とは何か
一語履歴 vol.202
目に見えない力 202a平常心 202b不幸を吸っても 202c一日の王
一語履歴 vol.201
どんな選手を置くか 201a明かり 201b構想 201c正しきこと
力尽きるまで
        佐藤 愛子(作家)

直木賞作家・佐藤愛子さん、92歳。
90歳を超え、一度は引退を考えながらも、再びペンを取りました。

本当は90歳で『晩鐘』を
書き終えた後は、
もう執筆生活をやめようと
思っていましたら、
一時期鬱病みたいになりましてね。

それまでは朝目が覚めると、
その日に書くものの
構成を考えたりしながら、
「いざやるぞ!」ってパッと
起きて一日が始まっていました。

ところがそれがなくなってしまって、
目が覚めても別にすることがないから
もう少し寝ていようとか
ズルズルしているうちに、
だんだん気持ちが鬱屈して、
元気がなくなってしまいました。

最初は原因がよく分からないから、
年のせいだろうと思っていたんですよ。

そうしたらある日、
ある週刊誌の編集者が来て
エッセイを連載してくれないか
という話になってね。

断るつもりでいたんですけど、
とても熱心だったので引き受けたところ、
翌朝起きるともう頭の中では
何を書こうかと考えていて、
いつの間にか元気になった(笑)。

──ではもう書き続ける
  しかありませんね(笑)。

私はね、書くことだけが
生きることだったわけですから、
だからそれをやめた途端
鬱病になっちゃったんですよ。

よく定年退職した男性が
鬱病になりますでしょう。

あの気持ちはよく分かります。

芯がなくなるんですよね。

だから死ぬまで何か仕事を
していないとダメだということを
実感したので、いまは力尽きるまで
仕事をしたいと思っています。
 
2016.07.05

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