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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.204b

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一語履歴 vol.210
修養の大切さ 210a父からの手紙 210b心を高め 210c祈り
一語履歴 vol.209
視点を変える 209a運を強く 209bまずは自分が
一語履歴 vol.208
大切なことだけ 208a力尽きるまで 208bマザー・テレサの言葉
一語履歴 vol.207
組織マネジメント 207a本来無一物 207b一年の計は
一語履歴 vol.206
夢を叶える 206aオレンジ色 206b世の中に偶然はない
一語履歴 vol.205
絶望の中 205a碧巌録 205b服中に書 205c伸びるべき者が伸びる
一語履歴 vol.204
幕末の偉人 204a親父の小言 204b古典を 204c人間には3つの教育
一語履歴 vol.203
百歳の円相 203a一流と二流 203b最大の修業 203c道とは何か
一語履歴 vol.202
目に見えない力 202a平常心 202b不幸を吸っても 202c一日の王
一語履歴 vol.201
どんな選手を置くか 201a明かり 201b構想 201c正しきこと
古典をどう活学するか
           池田 一義(埼玉りそな銀行社長)
           安岡 定子(こども論語塾講師)

埼玉りそな銀行社長の池田一義さんは、経営危機に陥ったりそなグループの、
改革の一端を担ってこられました。
その時、池田さんが心の支えにされたのが安岡正篤先生の本や中国の古典でした。

【池田】
安岡正篤先生のことを知ったのは、
城山三郎さんの『男の生き方四〇選』
という本でした。

そこに書かれてあった先生の
「思考の三原則」が
30代の私の心にヒットしたんです。

第一は、目先に捉われないで、
出来るだけ長い目で見ること。

第二は物事の一面に捉われないで、
出来るだけ多面的に、
出来れば全面的に見ること。

第三は何事によらず
枝葉末節に捉われず、
根本的に考えること。

それ以降、安岡先生の本を
好んで読むようになり、
『論語』『中庸』をはじめとする
「四書五経」を
少し囓るようにもなりました。

もっとも、難しくて
私にはよく分かりませんでしたが(笑)。

それから、曾国藩(そうこくはん)の
「四耐四不(したいしふ)」の教え。

 冷(れい)に耐え
 苦(く)に耐え
 煩(はん)に耐え
 閑(かん)に耐え
 激(げき)せず
 躁(さわ)がず
 競(きそ)わず
 随(したが)わず
 以て大事を成すべし

この「四耐四不」も
安岡先生の門弟だった
故・平岩外四さん(東京電力元会長)
の記事で教わったのですが、
平岩さんが毎日この言葉を
鏡の前で唱えられていたと知って、
一サラリーマンの立場で
経営者の大変さを思ったりもしました。

後に私自身も金融危機やりそな改革で
いくつもの困難な問題に
取り組むことになるわけですが、
壁にぶつかって悩む度に、
先人の言葉に救われ、
勇気をいただくことも
増えてきたんです。

【安岡】
りそな改革とは、
どのようなものだったのですか。

【池田】
りそなショック時の公的資金注入以降、
会社形態を委員会設置会社に移行しました。

社外取締役中心のガバナンスに変え、
オープンな議論を踏まえて
再生の道筋を描いていきました。

改革の中身はとても
厳しいもので、それまでの常識を
覆すことも多くありました。
 
2016.06.20

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