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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.201b

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一語履歴 vol.210
修養の大切さ 210a父からの手紙 210b心を高め 210c祈り
一語履歴 vol.209
視点を変える 209a運を強く 209bまずは自分が
一語履歴 vol.208
大切なことだけ 208a力尽きるまで 208bマザー・テレサの言葉
一語履歴 vol.207
組織マネジメント 207a本来無一物 207b一年の計は
一語履歴 vol.206
夢を叶える 206aオレンジ色 206b世の中に偶然はない
一語履歴 vol.205
絶望の中 205a碧巌録 205b服中に書 205c伸びるべき者が伸びる
一語履歴 vol.204
幕末の偉人 204a親父の小言 204b古典を 204c人間には3つの教育
一語履歴 vol.203
百歳の円相 203a一流と二流 203b最大の修業 203c道とは何か
一語履歴 vol.202
目に見えない力 202a平常心 202b不幸を吸っても 202c一日の王
一語履歴 vol.201
どんな選手を置くか 201a明かり 201b構想 201c正しきこと
新しいまちづくり構想
            久野 譜也(筑波大学大学院教授)
            村上 和雄(筑波大学名誉教授)

中心市街地に車を入れない政策を実施し、世界から注目されている都市がある
逆転の発想で住民たちを健康にしてしまう取り組みとは?

【久野】
実はヒントが、
当時たまたま読んでいた
雑誌に出ていたんですよ。

そこには東京、大阪、愛知に
住む人たちの主な移動手段が出ていて、
その中で車がメインというのが、
東京35パーセント、大阪45パーセント、
愛知75パーセントとなっていました。

そして、その数字に比例して
糖尿病患者の数も決まるというのです。

つまり愛知が多くて逆に東京は少ないと。

確かに自動車依存の弊害は
昔から言われていましたが、ここまで
綺麗に比例するものかと驚きました。

そうなると都市環境が人の健康に
一定の影響を与えるわけですから、
いくら一所懸命健康教育を
広めようとしても、不健康になりやすい
「まち」をそのままにしていたら、
何も変わらないことに気づいたんです。

つまり、まちそのものを
変えなければいけないという
発想をこの時初めて持ったんですよ。

【村上】
具体的にはどういう
取り組みをしているのですか。

【久野】
なぜ東京の人たちが健康かというと、
決して健康教育が行き届いている
というわけではなく、車よりも電車で
移動したほうが安いし時間も確実だから
ということが見えてきました。

ですから結果的に歩かされてしまう
まちづくりを目指そうと。

我われがよく例に出すのは、
ドイツのフライブルクという都市で、
ここは45年前から中心市街地に
車を入れない政策をしているんです。

最初は商店街を中心に
猛反対だったようですが、
蓋を開けてみれば売り上げは
3倍以上に伸びたそうで、
いまは市街地に公共交通と
市内電車を入れたことで
ものすごい賑わいだそうですよ。

しかも周辺住民の医療費も安い
というデータも出てきています。
 
考えさせられます。
 
2016.05.28

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