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最大の修業 A子さんは若い身でがんになり、辛い闘病生活を送るなかで、 「病気を治すには体の治療だけでなく心も治さなければ」 と思い立ち、『致知』を読み始めた。 中でも円覚寺の横田管長の「禅語に学ぶ」の連載に惹きつけられた。 「坐禅の要領は、 ほんの一時でも過ぎたことは気にしない。 これから起こることも気にしない、この二つ」 手術で失った体の一部を思い煩い、 これからの不安にとらわれがちなAさんですが 横田管長のこの言葉に出逢い、 いま現在をしっかり生きよう、 こうして生きていることに感謝しよう、 と思い直すことができたという。 「自分はお坊様のようにお寺で修行はできないが 病気とともに日常生活の中で生きていることに感謝、 生かされている感謝を学ぶために、自分なりの修行をしたい」 と、横田管長に届いた手紙に書かれていたそうです。 それに対して横田管長からの返信は 「いま置かれている状況の中で、日常の生活の中で 感謝をもって生きることこそ最大の修行です」 その後何度かの手紙のやりとりがあり、 A子さんから届いた最後の手紙には、 「この間協会の前を通りかかったら 天の父よ、どんな不幸を吸っても吐く息は感謝でありますように」 という言葉に出逢い、心に刻まれたこと、 そして、生と死の狭間で気付かれたという思いが書かれており その言葉は、Aさんからのメッセージのように思えました。 |
2016.06.18 |
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