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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.252

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一語履歴 vol.260
山田無文老師 260a老子講義録 260b鉄道自体が 260c八木重吉の詩
一語履歴 vol.259
大切な知恵 259a人間愛 259b本当の自分 259cお恵みの一部でも
一語履歴 vol.258
日本の運命 258a宝物ファイル 258b森信三 258c幸せ発信地
一語履歴 vol.257
財政再建 257a人の三倍 257bはちみつ 257cお客さん
一語履歴 vol.256
ソクラテス問題 256a卑しい仕事 256b日本の 256cなごやかさによりて
一語履歴 vol.255
あの時 255a商品がある 255bお店が必要 255c二宮尊徳の教え
一語履歴 vol.254
リーダーの資質 254aこの4年間 254b「よし」 254c自分に対して
一語履歴 vol.253
鍵山秀三郎 253a黒だよな 253b自己の指名 253C師を必要とする
一語履歴 vol.252
命は深い 252a作家として 252bお店を繁盛 252c国家の柱石
一語履歴 vol.251
東洋や西洋 251a日本の心学 251b何気ない言葉 251cハートが
命は深いところで繋がっている
               鈴木 秀子(国際コミュニオン学会名誉会長)
   
定年退職後に四国遍路に行った
男性の知人がいます。

歩き始めて数日後、
彼は山中で道に迷ってしまいます。

川に沿って下れば人里に着くだろうと、
危険な道なき道を夜を徹して歩き続け、
東の空が白んできた時にようやく
里に辿り着くことができました。
 
たんぼ道を歩いていると、
一人のお婆さんが近づいてきて
男性の手のひらに
少しの米粒を置いて、
丁寧にお辞儀をした後、
何も言わずに立ち去っていきました。

彼は命が助かったことのありがたさを
噛み締めながら、安堵感からか、
お婆さんが渡してくれた米粒を
手のひらにのせたまま、
しばらくはその場に
じっと立っていました。
 
すると驚いたことに、
どこからともなく
小鳥たちが集まってきて
男性の肩に留まり、
手のひらの米粒を
ついばみ始めたというのです。

小鳥たちに
男性を恐れる雰囲気は少しもなく、
完全に安心しきった様子でした。
それは考えられないような情景でした。
 
この時、男性は

「小鳥も米粒もお婆さんも自分も、
 すべては一体なんだ」

「命は人間や動物というような
 垣根を越えて、
 すべて深いところで
 繋がっているんだ」

「お互いがお互いを
 支え合っているんだ」

という思いが心の奥底から
込み上げてきたいといいます。
 
2017.06.05

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