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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.176b

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一語履歴 vol.180
論語の素読 180a運を掴む 180b売れる 180c温かい社会
一語履歴 vol.179
苦労に苦労 179a外堀を埋める 179b人間一人の力 179cいまがベストか
一語履歴 vol.178
燃える情熱 178a青春 178b小さな実践 178cいい顔をして
一語履歴 vol.177
子供の伸ばす 177a指導者の心得 177b成長するのか 177cイチロー選手
一語履歴 vol.176
大久保利通 176a自分の中で 176b停戦に導いた 176c本場で力を
一語履歴 vol.175
青年の覚醒 175a事業で最も 175b植民地開放 175cものづくりへの思い
一語履歴 vol.174
日本を創った 174a母親を納得 174b情熱と忍耐 174c快進撃の秘密
一語履歴 vol.173
感動が 173a若者に必要 173b老けない 173c伸びない...~人は窮地に
一語履歴 vol.172
ストレスに 172a幸運の女神 172b感謝 172c人を楽しませる
一語履歴 vol.171
当たり前の世界 171aしあわせ 171b突き抜ける 171c公文教育の原点
ミャンマー国内の内戦を停戦に導いた男
             井本勝幸(GMSAEDC代表)
 
ミャンマーの政府軍と少数民族の武装勢力の間で続いていた内戦が、
2015年3月に停戦の運びとなりました。
実に70年近い混乱に終止符を打つ上で、大きな役割を果たしたのが
たった一人の日本人だったことをみなさんはご存じでしょうか
その人の名は、井本勝幸さん。
政治家でもない一人の民間人がいかにして 一国の和平実現に寄与したのか。

最後の修羅場になると
独りしかいないんです。
いつもそうでしたよ。

武装勢力をまとめてUNFCを組織した後、
僕はミャンマー政府から

「UNFCを母体に和平交渉を
 進めたいと思うから、仲介の労をとれ」

と連絡を受けました。

この時も、一人で首都のネピドーに向かいました。

武装勢力の仲間は「行くな」と反対したんです。

政府に近寄った仲間の大半は
毒殺されているから行くな、と。

だけど、仲間の一人が
「これはもしかしたら道が開けるかもしれないぞ」
と賛成してくれて、その声に後押しされて
単独で行く決断をしました。

実際にアウン・ミン大臣に面会した時、
コーヒーが出たんです。

「出されたものは飲むな」
と言われていたんですが、
暑くてとても喉が渇いていました。

見ていたら大臣が先にコーヒーミルクを入れている。

「あちらは大丈夫だ」と思って咄嗟に
「大臣、そのコーヒー僕にください」と言ったんです(笑)。 

大臣は「君、私を疑っているのか」
とえらい剣幕で怒り出しましてね。

こちらも負けないくらい大きな声で
「疑っています。当たり前じゃないですか」
と言い返しながら器を取り替えて乾杯のポーズをしたら、
今度はいきなり笑い出すんです。

「毒なんか入っていないよ。
 合意のために皆をまとめておいてくれたまえ」
と言って。
 
2015.12.20

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