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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.174a

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母親を納得させた娘のひと言
          杉山芙沙子(元プロテニス選手・杉山愛の母)

元プロテニスプレーヤーの杉山愛さん。
今年は待望の第一子が生まれるなど、引退後も何かと注目されていますね。
そんな杉山愛さんが現役時代に9年間にわたってコーチを務めたのが
お母さんの芙沙子さんでした。

実際、若手アスリートの親御さんから
話を聞いたところでは、
自分の子供が10代の頃に
どこかの大会で優勝できたから

「この子はプロに行ける」

と思った方は誰もいませんでした。


何が決め手になったかというと、
もっと人間的な部分で

「あっ、この子はプロの世界でやって行ける」

と思う瞬間があったというのです。

愛の場合もそうでした。

これは彼女が2年間通信制高校で
勉強していた時のことです。

提出したレポートが戻ってきた際、
先生のコメント欄には

「このレポートはおまえが
 書いたんじゃないだろう」

という趣旨のことが書かれていました。


当時はまだメールがなかったので、
国際郵便の時代でした。

彼女は世界のツアー大会を回りながら、
疲れて眠い時でも一所懸命レポートを
書いていたのを見ていただけに、
「これはないだろう」と思い、
彼女に見せるか見せないか悩んだことがありました。

結局、見せることにしたのですが、
それを見た彼女がひと言

「ママ、この先生、可哀想だね。
 きっと何人もの人に裏切られてきたんだよね」

と口にしたのです。

そして

「きっといいレポートだなと思ったら、
 何年か前の先輩のものだったり、
 どこかのコピペだったり、
 きっといろんな目に遭ったんだよ。
 可哀想な先生だね。まぁいいじゃん」と。

私は驚きました。

これだけきちっと相手の立場に
立ってコメントができること。

その先生がどう評価しようと
自分で書いたことに間違いはないわけで、
大局的に問題ないことを無視できる判断力。

当時の彼女は17歳でしたが、
私はこのコメントを聞いて

「これなら、この子はきっとプロでやっていける!」

と感じたのです。

自分の子供ながら、
きっと魅力的な選手になるだろうなと思ったものです。
 
2015.12.09

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