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一語履歴WORD vol.143

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一語履歴 vol.148
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子供の能力をフルに開花させる 146aママが死にたいなら
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一語履歴 vol.144
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一語履歴 vol.143
誠は 143a重光葵 143bお天道様に 143c歯と目と声
一語履歴 vol.142
人生逃げ場なし 142aピンチを 142b苦労を苦労と 142c無限の可能性
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100-1=0 141a締め切りがある 141b芸を磨き 141c先生
誠は天の道なり
          伊與田覺(論語普及会学監)

今年の6月15日で満100歳の誕生日を迎えられる
伊與田覺(いよた・さとる)先生。
昭和の歴代首相や名だたる財界人の 指南役を務めた安岡正篤師の高弟にして、
7歳から今日までの93年間、『論語』を学び続けてこられました。
       
『中庸(ちゅうよう)』という古典に、

「誠は天の道なり。之を誠にするは人の道なり」

という言葉があります。

誠とは自分にとっても他人にとっても
嘘偽りのない心、いわば真心のことです。

天には道=ルールがありますが、誠こそが天の道であり、
天の道を素直に受けて誠にしていくのが人の道である、
と説かれています。

『中庸』を貫く最も重要な徳目は至誠です。
修養とは天の道である誠を我が道とするように努力することであり、
ここに人間の尊い生き方があるのです。

また、そうして真の誠に至った人は、
「従容(しょうよう)として道に中(あた)る」、
すなわち特別に意識せず、ゆったりと余裕を持ちながらも
正道を得ることができるとあります。

「七十にして心の欲する所に従えども
 矩(のり)を踰(こ)えず」

という言葉を残した孔子は、
十有五にして立派な人物になることを志し、
様々な過ちを犯しながらも修行を続けました。

そして七十になってようやく、
自分の思いのままに行動しても
それが決して道理に背かないようになったというのです。

若い時分から努力を続けてきた結果そういう境地に
至ることができたのであり、
忽然としてそういう状態になったわけではありません。

『中庸』では先ほどの言葉の少し後に、

「之を誠にするは、善を擇(えら)びて
 固(かた)く之を執(と)る者なり」

とあり、自分というものを誠にする者は、
善を選んでそれを頑ななくらいに
継続実行していこうとする者である、
と説かれています。
 
2015.06.02

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