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なぜこうなったかではなく、 いま、何がなされるべきか 坂井スマート道子 (零戦のエースパイロット・坂井三郎氏の愛娘) 『大空のサムライ』の著者として 世界的に知られる零戦のエースパイロット・坂井三郎氏。 絶体絶命の危機から 幾度も生還を果たした坂井氏は 死地にいかに活路を見出してきたか。 戦争中は、 毎日が予期せぬ事態の連続です。 どんな想定外の事態であろうと、 現に起こってしまったなら もう仕方がありません。 ならば現状を把握し、 悪化を防ぐために 何がなされるべきかを 判断するのが先決です。 平時であっても 父の思考は常に 「なぜこうなったか」からではなく、 「いま、何がなされるべきか」から 始まっていました。 そして緊急時には次の手順で活路を見出したそうです。 ・何が起こったのかを認識する。 ・いま、何がなされるべきかを定める。 ・知識、技術、精神力のすべてを総合して、即座に対処する。 緊急事態で「いま、何がなされるべきか」を 知るために一番肝心なのが、平常心です。 ここで大切なことは、 平常心を失わないことではなく、 平常心に「素早く戻る」ことです。 それを可能にするのは、 トラブルを予め想定し、 必ず起こると覚悟の上、 その訓練を重ねておくことだそうです。 「苦しさは、自分も相手も同じだ。 そして、苦しみを感じるのは生きているからなのだ」 「人間は、そんなもんだよ。 皆、大体同じように感じているものだ。 なぜ自分だけが、と思ってしまうと、 もっと自分を苦しくしてしまうんだ」 「運命だからと初めから諦めちゃいけない。 運命とは命を運ぶと書く。 自分の命を自分で運んで、 自分の道を開くしかない。 『道子の道は、わが道をゆく、の道だ』。 せっかく生まれたんだから、 おまえ、人生楽しまなくっちゃ」 坂井三郎氏の遺した生きざま、言葉には、 人生をよりよく生きるヒントが詰まっています。 |
2013.11.09 |
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