本文へスキップ

      次代に輝く住まいを創る

TEL. 0246-65-2311

〒979-0154 福島県いわき市沼部町鹿野43

一語履歴WORD vol.348b

過去の一語履歴を見ることが出来ます。

一語履歴 HOME
⇦前 一語履歴 次⇨ 
一語履歴 vol.350
お客様のためだけ 350a忍術は 350bやる気の一発 350c森信三
一語履歴 vol.349
自信や心の余裕 349a凡事徹底 349b個人を鍛え 349c素直な心に
一語履歴 vol.348
母親がその人格の 348a未来のゴール 348b看脚下 348cなすべき貢献
一語履歴 vol.347
エネルギー 347a反復は 347b力のある文章 347c朝音読
一語履歴 vol.346
新入社員でも1 346a新入社員でも2 346b九つまで 風格というもの
一語履歴 vol.345
魅力ある経営者 345a熱と誠 345b遺す言葉 345cプロフェッショナル
一語履歴 vol.344
ただひとつの 344a息子の名前 344b心と環境 344c修身教授録
一語履歴 vol.343
いま心から感謝 343a勤勉は 343b情熱 343c敬天愛人
一語履歴 vol.342
問答無用の仕事師 342a凡事感謝 342b特に 342c若き日のイチロー
一語履歴 vol.341
誰よりも野球が 341a終身教授録 341b才能がないことが 341c心願
看脚下

禅語の「看脚下」(かんきゃっか)。

東井義雄先生の名著
『自分を育てるのは自分』に収録されているお話。

大島みち子さんという女性がいた。
子供の頃は頭もよく、体も健やか、
本当に可愛い、いい子だった。

その大島さんに異変が生じたのは
高校に入った時だった。

顔の軟骨が腐るという難病にかかったのだ。

その治療のため、高校は五年かかってようやく卒業した。
彼女は京都の同志社大学文学部に進学。

だが、病気が再発、長い病院生活となる。
その間に河野誠さんという学生と知り合い、
手紙を取り交わす間柄になったりする。

この大島さんが書き残した文章を集めたのが
『若きいのちの日記』という本。

東井氏はこの本に、いまここで何をなすべきか、
人間としてもっとも大事なことを教えられたという。

大島さんは書いている。

「病院の外に健康な日を三日ください。
一週間とは欲ばりません。

 ただの三日でよろしいから
 病院の外に健康な日がいただきたい」

「一日目、私はとんで故郷に帰りましょう。
 そして、お爺ちゃんの肩をたたいてあげたい。
 母と台所に立ちましょう。

 父に熱燗を一本つけて、おいしいサラダを作って、
 妹たちと楽しい食卓を囲みましょう。
 そのことのために一日がいただきたい」

「二日目、私はとんであなたのところへ行きたい。
 あなたと遊びたいなんていいません。
 お部屋を掃除してあげて、
 ワイシャツにアイロンをかけてあげて、
 おいしい料理を作ってあげたいの」

「三日目、私は一人ぼっちの思い出と遊びましょう。
 そして静かに一日が過ぎたら、
 三日間の健康にありがとうと、
 笑って永遠の眠りにつくでしょう」
 
2019.05.11

バナースペース

櫛田建設株式会社

〒979-0154
福島県いわき市沼部町鹿野43
Mail infous@kushida-web.com
TEL 0246-65-2311
FAX 0246-65-2313
定休日:土曜日・日曜日