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      次代に輝く住まいを創る

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一語履歴WORD vol.344c

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一語履歴 vol.349
自信や心の余裕 349a凡事徹底 349b個人を鍛え 349c素直な心に
一語履歴 vol.348
母親がその人格の 348a未来のゴール 348b看脚下 348cなすべき貢献
一語履歴 vol.347
エネルギー 347a反復は 347b力のある文章 347c朝音読
一語履歴 vol.346
新入社員でも1 346a新入社員でも2 346b九つまで 風格というもの
一語履歴 vol.345
魅力ある経営者 345a熱と誠 345b遺す言葉 345cプロフェッショナル
一語履歴 vol.344
ただひとつの 344a息子の名前 344b心と環境 344c修身教授録
一語履歴 vol.343
いま心から感謝 343a勤勉は 343b情熱 343c敬天愛人
一語履歴 vol.342
問答無用の仕事師 342a凡事感謝 342b特に 342c若き日のイチロー
一語履歴 vol.341
誰よりも野球が 341a終身教授録 341b才能がないことが 341c心願
『修身教授録』
        第三講/生をこの国土にうけて

われわれは、生をこの国土にうけたことを、
非常な幸せと言うべきにもかかわらず、
われわれはその日々の生活においては、
とかくこの点がおろそかになりがちで、
ほとんどそれと気づかずに日を送っているわけです。

それというのも、それはいわば空気のようなもので、
われわれは一日として、否、一刻といえども、
空気なしには生きられないにもかかわらず、
空気のことを意識することは、
ほとんどないというにも似ていましょう。

あるいはまたそれは、食物に似ているとも言えましょう。
というのも、われわれは平生日に三度の食事を欠くことは
滅多にないために、食事をするごとに、
自分はこの一粒の飯によって、わが生命を支えられているんだ、
というような感謝の念は容易に持ちにくいわけです。

ところが何かのつごうで、仮に一食でも食事の欠ける
ような場合には、非常にひもじがり、さらには
「こんなにしてこれで身体に障らねばよいが──」
などと案じるのです。いわんや二度、三度と
欠けるようなことでもあれば、それこそ
「もうこれで自分も死ぬのではあるまいか」
などと思うようになるのです。

ところが、それ程でありながら、平生は、
こんなことは夢にも考えないで、うまいのまずいのと
ぜいたくばかり並べているのです。

このようにわれわれは、平素自分がうけている
恩恵については、その程度の深いものほど、
かえって容易に気付きがたいのが常であります。

それはちょうどわが顔は、自分に最も近いにもかかわらず、
あまりの近さ故に、かえって平生それと気付かずに
いるのと同様だと言えましょう。実際この地上に、
自分の顔を見た者はかつて一人もないのであって、
自分の顔と思っているのは、いずれも鏡に写った
影にすぎないわけです。

2019.04.16

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