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情熱 國分 利治(アースホールディングス社長) 23歳にしてオーナーから店長に抜擢された國分利治さん。 いまや全国展開する美容サロン「アース」の トップを務める國分さんですが、その原点は 店長時代の必死の努力にありました。 僕はまだ見習いにちょっと毛が生えたくらいだったんですが、 「じゃあ、僕がやります」ってすかさず手を挙げたんです。 その時のスタッフは8人で、僕より技術のある先輩が 何人もいましたけど、オーナーは僕を店長に抜擢してくれました。 23歳の時でした。 ──働きぶりが認められたのでしょうね。 上に立つ者に何より大切な資質は、情熱と責任感です。 経験も知識もスキルもない当時の僕は、 一日も休まないことしかアピールの仕方を知りませんでした。 でも、たったそれだけのことでも愚直に続ければ人の目に留まるんです。 ──先輩方を率いて店長を務めるのは大変ではありませんでしたか。 力がない分、毎日誰よりも早くお店に来て、 誰よりも遅くまで仕事をして、誰よりも売り上げに 責任を持つことを考えました。営業時間外も早朝から終電まで 駅前でチラシを配り、その後夜中の3時くらいまで ポスティングをしてお店をPRしました。 一時期はお店に寝袋を持ち込んで頑張っていたこともありますが、 あまり苦痛に思ったことはありませんね。 問題にぶつかった時には必ず本を読みました。 自分の言うことをスタッフがやってくれなかったり、 マネジメントや人間関係で悩むことはしょっちゅうでしたけど、 そんな時に松下幸之助さんのような成功者の本を読むと、 必ず有益なヒントをいただけるんです。 休みもなく働いていて外に勉強に行く時間を持てませんでしたから、 必要な勉強は全部本でしました。 その甲斐あって、さらに2年後にはマネジャーに抜擢されました。 今度は会社のナンバー2として、全社の管理や、新しくオープンする お店のセッティングなどをすべて手掛けることになりました。 ──独立に向けて特に勉強になったことは何ですか。 一番学んだことは、やっぱり情熱じゃないですかね。 オーナーはとにかくパワーのある方で、 その頃の僕には何をやっても勝てる気がしませんでした。 そのオーナーもフランチャイズから独立した方で、 お店を17店まで増やして会社を大きくしていく 過程を傍で全部見られたことは、何よりの自信になりましたね。 最初の予定より6年遅くなりましたけど、 おかげで30歳の時にそれまでに貯めた300万円を元手に、 東京の青戸で17坪のお店を開くことができたんです。 |
2019.04.09 |
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