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『修身教授録』 第一講/学年始めの挨拶 われわれはここに、縁あってこれから一年間を 共に学ぶことになったわけですが、 これはもちろん諸君らの希望によることでもなければ、 また私の方から申し出たことでもなく、 すべては学校という一つの大きな組織の上から 決まった事柄であります。 ですから、これを裏から言えば、 学校全体の上から見て、こうなるのが、 一番つごうがよいというので、 かく決められたわけです。 すなわちこれを一言にして「現実の必然」 によるものと言ってよいでしょう。 かくして今後一年間、諸君の修身科を受け持つ ことになったということは、私の側からも、 まったく個人的な好悪を超えた問題なのであります。 ところが私の考えによりますと、 われわれ人間というものは、 すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、 そこに好悪の感情を交えないで、 素直にこれを受け入れるところに、 心の根本態度が確立すると思うのであります。 否、われわれは、かく自己に対して 必然的に与えられた事柄については、 ひとり好悪の感情をもって対しないのみか、 さらに一歩すすめて、これを「天命」として 謹んでお受けをするということが大切だと思うのです。 同時に、かくして初めてわれわれは、 真に絶対的態度に立つことができると思うのです。 ですからわれわれも、ここにこうして 一年間を共に学ぶことになったことは、 天の命として謹んでこれをお受けし、 ひとり好悪を言わないのみか、 これこそ真に自己を生かすゆえんとして、 その最善を尽くすべきだと思うのであります。 「只の困難であるに過ぎないことを、 不可能と思い込んでいる人たちに、 可能への道を拓いてくれる知恵の宝庫です」 イエローハット創業者 鍵山秀三郎さんの『修身教授録』へのコメント。 |
2019.04.02 |
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