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「君の大義はなんだ?」 植木 義晴(日本航空社長) 【記者:再生の道のりでとりわけご苦労されたことはなんですか】 やはり人の問題ですね。 この会社を立ち直らせるためには、 どうしても一度身を縮める 必要がありました。 私自身も、絶対にこの会社を 立ち直らせるんだ、 絶対に自分を曲げないで この職を務め上げる、と決意して 執行役員になったわけです。 しかし実際に更生計画案に 記されていたリストラ案というのは、 衝撃的な数字でした。 私自身がこれを本当に 心から納得しない限りは、 周りを説得することはできません。 辛かったですよ、毎日。 自分の同期も後輩も、 ほとんど会社を去りましたし、 心が折れそうになる時もありました。 そんな時、名誉会長から、 「君の大義はなんだ? もう一度思い出しなさい」 と問い掛けられたんです。 人間は大義をしっかりと背負った時、 強くなれる。 君の大義はなんだったんだ? と言われた時、そうだよなと。 「絶対にこの会社を立ち直らせる」 という大義の下に、 私は操縦桿を置きました。 ここでくじけたのでは話にならない。 そう思い直すことができたんです。 |
2013/03/18 |
動機が純粋であれば 結果の如何を問わない なんていうのは 学問でも真理でもない 安岡正篤 |
2013/03/11 |
「お母さん」 これは病気の私をここまで育ててくれた 母に対する感謝の気持ちであり、 母だけでなく父も含めた家族への思いです。 母さんは にこにこして病棟にくる やさしさが顔にあふれていて ぼくは美しいと思う ぼくの心はシャボン玉のようにはねてくる 母さんがいぐさの話をするとき 母さんのひとみは光っている 仕事にほこりをもっているんだろう ぼくたちは散歩に行く 母さんはすいすいと車いすをおしてくれる みなれた風景だけど 母さんがいると変わってしまう 時間がとぶように流れる 「じゃ またくっけんね」 ふりかえり ふりかえり 母さんはかえった ぼくは小さい声で 「母さんのカツカレーはうまかったよ」 と、言ってみた |
2013/03/11 |
「功徳の貯金を積む」 【栗城】僕は山に行っている時だけ 頑張るんじゃなくて、 日常生活の中でも 汚い言葉は使わないとか、 何事も当たり前だと思わないで 感謝の気持ちを持つようにしています。 そういうことは子供の頃から 身についていたかなと思います。 いまでも伊勢神宮参拝や 母のお墓参りには よく行っています。 【塩沼】私もお寺の修行僧や職員の 人たちから「運がいいですね」 とよく言われるんですね。 人生ですから、いろんなことがあります。 しかし、すべて転じて福となるんです。 ある時、 「なんでそんなに運がいいんですか」 って突然聞かれたんです。 いままで考えたこともない質問 だったので、ふと 「皆の中で一番言葉遣いが丁寧な人は誰かな」って聞いたら、 「阿闍梨さんだ」と。 「じゃあ、皆に一番敬意を払って 話をしているのは誰だろう」って聞くと、 「やっぱりそれは阿闍梨さんだ」 って言うんです。 私は「たぶんそこじゃないかな」 って言ったんです。 実は、それができるから私は偉いんだ っていう話じゃなくて、 そこをちゃんとしていないと 人生裏目に出て痛い思いをするって ことを何度も経験しているから、 怖くてできなくなるんだよって(笑)。 たくさん失敗して、失敗して、 やはり大事なのは日常であり、 自分の心掛け次第なんだということに 気づいてくるんです。 |
2013-03/09 |
「松本薫選手が金メダルを取れた理由」 【稲田】吉田沙保里さんもそうだと思いますが、 松本薫の場合も金メダルを取るための 練習をやってきた。 2位、3位じゃダメだ、 自分はそれだけの練習をやってきたんだ、 なんで負けられるか という気持ちで戦ったと思うんですよ。 それが結果に繋がったんでしょうね。 柔道には体重別の階級制がありますが、 あの子の場合はパワーもスピードも必要 だということで、一日にあらゆる階級の 選手を相手にするんです。 また他の選手がぶっ続けでこなす 30分のメニューを、松本はさらに 2セット多くやる。要するに3倍ですね。 何がなんでも金を取りたい、 取るためにどうすればいいのか、 それを自分で考えてできる選手なんです。 【吉田】そういう選手は伸びますね。 【稲田】実は彼女の帝京大時代にもこんなことが ありました。 ひと月に数回だけ指導に来る 偉い先生がおられたんですが、 その方が道場の隅で話をしている選手に 「おい、何を話しとるんだ! 練習やらんか」 と大きい声で言われたんです。 すると真面目に練習していた 松本がやってきて、 「先生、柔道は言われてやるものじゃないですよ。 自分の意志でやるものです」 と言ったんです。 【吉田】ほぉ。 【稲田】もう私、びっくりしましてね(笑)。 自分なんかは話もできないような先生ですよ。 本人は一所懸命やっとるもんですから 耳障りだったんでしょう。 彼女はそれくらいの強い意識で 練習に臨んでいる。 それがあの目に表れています。 【吉田】やっぱり自分の目標を自分でつくって 挑むことが大事ですね。 私も沙保里にはレスリングに対する情熱が なくなったら、もうやめなと 言ってあるんですよ。 人の邪魔になる、人に迷惑を掛けてまで やる必要はないと。 アテネ、北京、ロンドンで金を取ったのは あくまで過去の問題で、 いま現在メダルを取ろうと皆が頑張っている中で、 嫌だと思いながら練習をするくらいなら やめたほうがいい。 やる以上は世界の頂点を目指し、 四つ目の金を取る覚悟で頑張んなって。 ※2012年のロンドン五輪で、国民に勇気と感動を与えた 松本薫選手と吉田沙保里選手。 頂点を極めた彼女たちを指導してきた稲田氏と吉田氏。 |
2013/03/08 |
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