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患者さんの信頼を得る 加藤 庸子(脳神経外科医) 女性脳外科医として世界最多の執刀数を誇る 脳神経外科医の加藤庸子さん。 医師にとって病気を 治すことは大切ですが、 それと同じくらい患者さんの 心を癒やすことも 非常に大事な仕事です。 特に未破裂の動脈瘤(どうみゃくりゅう)が 見つかった患者さんを手術する場合、 あくまでくも膜下(まくか)出血の 予防的措置としてやるので、 本当に手術が必要なのか、 後遺症は残らないかなどといった 不安をお持ちの方が多いですね。 私はいつも朝の7時前に病院に入ると、 よく患者さんと一緒に 散歩をしたり体操をしているのですが、 そうすることで普段なかなか話せない 本音をお聞きすることができるんです。 医師と患者という 関係ではありますけど、 それを少し越えた人間関係に なっているのかもしれません。 ──加藤先生ならではのスタイルを 確立されているわけですね。 もしかしたら、 これは父親譲りかもしれません。 田舎育ちだったものですから、 人と人との距離がとても近い。 だから「私は医者です」みたいな 感じは父には微塵もありませんでした。 これって、大事なことですよね。 いまは手術前にインフォーム ドコンセントを行う必要がありますが、 変な話、患者さんと一度心が繋がると、 任せたから事前の説明を 聞かなくていいとおっしゃるんです。 サインだけしておくから、 勝手にやってよって(笑)。 ──それはすごい。 |
2017.01.17 |
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